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葛飾区新宿6丁目地区など跡地開発が相次ぐ(2ページ目)

城東エリアでは、JR貨物駅や工場跡地を開発して賑わいのある街づくりを進める動きが多くみられます。葛飾区の新宿6丁目地区の開発では、東京理科大学を誘致し、文化・教育という視点で地域の活性化を図るようです。

執筆者:山下 和之

学校の新設や増築を急ぐ江東区

大規模マンションの建設ラッシュで、小学校の新設や校舎の増築が相次ぐ豊洲・有明エリア
大規模マンションの建設ラッシュで、小学校の新設や校舎の増築が相次ぐ豊洲・有明エリア
大型マンションの建設が相次ぐ江東区の有明や豊洲エリアでは、急激な人口増加に伴い、子どもたちの学校収容対策が急務です。

同区では元加賀小学校(江東区白河)と2007年に開校した豊洲北小学校(江東区豊洲)の校舎を増築し、臨海副都心部に(仮称)有明小学校・中学校と(仮称)豊洲西小学校を新たに新設するなどして対応を急いでいます。

2011年4月開校予定の(仮称)有明小学校・中学校は、小・中学校とも18クラスが予定されており、同一敷地内に小学校棟と中学校棟が建てられる計画です。小学校の校庭は芝生化し、校舎の壁面緑化や屋上緑化などもされるようです。もうひとつの新設校、(仮称)豊洲西小学校は2012年4月の開校を目指して整備が進められています。

有明エリアには、2006年4月に私立かえつ有明中・高等学校が開校したのを皮切りに、2009年4月には東京有明医療大学、有明教育芸術短期大学がそれぞれ開校しました。武蔵野大学(西東京市)の一部移転も決定しており、ウォーターフロントの文教地区と呼ばれる日も近そうです。

関連リンク
江東区HP

子どもたちの学び場、スポーツ施設が充実した江戸川区

江戸川区篠崎町3丁目の旧篠崎図書館跡地に2010年の春、「(仮称)子ども未来館」が開館する予定です。

建物の1階は、約3万冊の幼児や小学生のための本をそろえた図書館「子どもライブラリー」になります。2階には、普段子どもたちが感じている「なぜ?不思議!どうして?」ということを体験しながら学べる「子どもアカデミー」が入ります。

「子どもアカデミー」では、天文・宇宙・科学コース、動物・植物・いきものコースなどの4つのコースがあり、どのコースにもミニ体験・ミニ実験イベントやアカデミーゼミ(通年)といった5つの活動が用意されています。区民ティーチャーや区民スペシャリストのサポートで、学び活動や継続的な探究活動ができる施設です。

このような子どもたちの知的好奇心を伸ばす施設のほか、江戸川区には子どもたちが運動を楽しめるスポーツ施設も充実しています。アイススケートリンクのある「スポーツランド」、温水プールや体育室、道場を備えた「スポーツセンター」などがあり、各施設ではさまざまなスポーツ教室が開設されています。

2009年4月に旧江戸川河川敷にオープンした「水辺のスポーツガーデン」は人口芝の少年野球・ソフトボール場や多目的広場、テニス・フットサルコートを備えたスポーツ施設です。なかでも敷地内にあるローラーコートは、平坦なコースのほか、バンク(傾斜面)のある一周200mのスピードコースを備えた本格的なローラースケート場として注目を集めています。

江戸川区は金銭的な面からみても子育てしやすい自治体として知られています。例えば、区立幼稚園の入園手数料は1,000円、保育料は年額36,000円(月額3,000円)と他の自治体に比べて低い金額となっています。私立幼稚園の入園料補助も80,000円と補助額が多く、子育て世帯に手厚い区といえそうです。

関連リンク
江戸川区HP
子ども未来館チラシ(PDF)
江戸川区水辺のスポーツガーデンHP
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