ヤンデックスは株価推移も魅力的!?
ヤンデックスも上場からここまではいいところなし、という株価の様子ですが、その事は別に悪くないと思います。グーグルは珍しく上場直後から大上昇が続いて行きましたが、その他の成功銘柄は、殆どバイドゥのようにIPOからしばらく下がることが多いものでした。1996年4月に新規上場したヤフー(YHOO)は、最初の週こそ2倍高となったものの、その年末までに株価1/3程度に下がりました。しかしそこから3年ほどで100倍以上となりました。同じく90年代の代表的ネット株であるシスコシステムズも大化けする前、上場から1年程度株価が下がりました。これらの株は単にネットバブルに乗っただけでなく、売上や利益が前年比3倍など、スーパー高成長もしっかり見せていました。共通しているのは、高い成長率と利益率がある場合、一定の調整期間ベースを踏んでから出来高つけて上にぶち抜ければ、その後大幅高になるというものです。カップ・ウィズ・ハンドル型のパターンです。チャートの形だけでなく、背後に高い成長率と利益率が揃っている点も必須です。ヤンデックスは高い成長と利益率があるだけでなく、その週足も非常に魅力的です。ここまで綺麗なカップを描いて緩やかに調整しており、カップの右サイド上昇局面では10週移動平均線に支えられるように推移してきました。ここで前回高値に並んだところで、一旦少し、数週かけて下がれば理想的ですが、昨夜は決算発表を機に売られて下がりました。成長は続いているので、このあと再び上昇して高値を抜くというシナリオも描けるのではないかと思います。
参考:グローバルグロースレポート
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