扉を取り付ける
フレームが組み上がる頃、玄関の外では他の住民の通行の邪魔にならないよう配慮しつつ、扉の梱包を解いて金具を付ける作業が始まっていました。照明の穴を開け終わったところで、扉を一枚ずつ運び込み、電動ドリルで取り付けます。6枚の扉に、金具を取り付け。フレームに扉を取り付ける際には、扉を足の上に乗せて、できるだけ歪まないように作業していました。もちろんフレームには金具取り付け用の穴が開いていますが、このように気を遣うことで、1人で作業をしていても歪みを極力少なくできます |
棚を連結する
扉を付け終わったらついに完成! と思ったのですが。組み上げた本棚を並べてみると、フレーム同士がぴったり隣り合わず、微妙な隙間が空いています。遠目には分からないのですが、近づいてみるとキレイじゃありません。こういう点が自分で組み立てる家具の限界か、と残念に思っていると「横の棚と連結しますね」と声がかかりました。この段は使わない、という棚板調節用の穴を使い、ネジで連結(連結用のネジはパッケージされていないため、工具箱の中にあったのを使わせてもらいました)。1本の棚に対し、隣り合う面の上下に1つずつ打てば十分。貫通したり足りなかったりしないよう、ネジの高さにはご注意を(フレームの厚みは1枚につき2cmです) |
棚板調節用の穴を使って隣のフレームまでネジを打ち締め、本棚全体を一体化すれば、全体的なゆがみが無くなるというのです。上の写真の右、扉用の金具の上方にネジ止めしてあるのが連結した穴です。こんなふうに連結することで棚と棚のあいだの不自然な隙間が無くなり、全体的の印象が引き締まりました。このワザ、3段ボックスなどにも応用可能かも。
ところで、背の高い家具は転倒防止のため壁用固定具で壁に固定する必要があるのですが、この部屋は賃貸物件で釘打ちは禁止。壁に穴を開けずに済む方法があるんです。