歴史好きな人に訪れて欲しい赤間神宮
壇ノ浦の戦いで幼くして亡くなった安徳天皇をはじめ、一緒に海へと身を投げていった平家一門が祀られている赤間神宮は、歴史が好きな人には特に足を運んでいただきたい場所です。赤間神宮の水天門は龍宮造りの楼門で、本殿側から海峡を見ると行き交う船を眺めることもできます。こちらでは、毎年5月2日の御祭神安徳天皇御命日から4日まで行われるという先帝祭では、「上臈道中(じょうろうどうちゅう)」と呼ばれる、吉原の花魁役の太夫がかむろなどを引きつれ、外八文字で歩いてまわる姿を見ることができます。
平家一門を祀る七盛塚
また本殿から左側に進んでいくと、平家一門を祀る塚(通称:七盛塚)が目に入ります。塚として、これほど重みを感じてしまう場所もなかなかない気がするのですが、木々などで少し暗がりの雰囲気があること、また塚の近くに、小泉八雲の『怪談』に描かれていて知る人も多いであろう『耳なし芳一』の像があることが、そう感じてしまう背景にあるかもしれません。芳一は今でも、平家一門のために尽くしているのではと思ってしまうほど、こちらの像も印象的です。赤間神宮や関門海峡にちなんだイベント(しものせき海峡祭:毎年5月初旬や、しものせき馬関まつり:8月下旬)もあるので、それにあわせての観光もおすすめです。(この場合は駐車場などは込み合うので、サイトなどを各サイトを参照してください)
■赤間神宮
住所:山口県下関市阿弥陀寺町4-1
電話番号: 0832-31-4138
アクセス:JR下関駅からバスで約10分。タクシーで5分。
公式サイト:http://www.tiki.ne.jp/~akama-jingu/
先帝祭サイト:http://www.tiki.ne.jp/~akama-jingu/senteisai.html
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