ほんのり甘酸っぱい伝統茶 「五味子(オミジャ)茶」が人気
景福宮の南東、仁寺洞は、李氏朝鮮が漢陽(現在のソウル)を首都とした時代から発達してきた街で、両班(ヤンバン)と呼ばれる昔のエリート家系が住んでいたところです。通りには伝統的な陶器や工芸品を扱うお店がずらりと立ち並び、昔の面影をかすかに偲ばせます。メインストリートを一本入ったところにあるのが人気の「耕仁美術館伝統茶院」です。
500坪ほどの敷地内には、小さなアトリエやアートギャラリーがあり、そのうちの韓国伝統家屋である韓屋をティールームとして開放しています。敷地内の庭には桜や木蓮などが植えてあり、四季折々の表情が楽しめます。室内は40テーブルあり、テーブル席とオンドル席があるので、疲れた足を伸ばすこともできます。
ここでは韓国伝統茶がいただけ、なかでも赤色が鮮やかな「五味子(オミジャ)茶」(7000ウォン)は一番人気のほんのり甘酸っぱい伝統茶です。五味とは甘味・辛味・苦味・酸味・塩味をあらわし、咳止めの効果があります。また、「抹茶」(7000ウォン)も人気で、付け合わせのお餅とよく合います。
■耕仁美術館伝統茶院
住所:ソウル市 鍾路区勲洞30-1耕仁美術館内
電話:02-730-6305
営業時間:10:30~22:30
定休日:年中無休
アクセス:地下鉄3号線「安国(アングン)」より徒歩7分
備考:日本語メニューあり
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