浄土寺奥の院への手軽なハイキングコース

 

 

浄土寺山の山頂にある浄土寺奥の院へは、浄土寺の境内を出て隣の海龍寺との境界から山中へ続いている石段の道(観音のこみち)を登ります。少し行くと石鎚権現のお堂があり、このお堂から奥の院まで巨岩が累々と連なっているところを一の鎖、二の鎖、三の鎖と登っていく鎖場もありますが、こちらは体力(とくに腕力)に自信のある方以外にはおすすめできません。石段の道は、山中でも落ち葉に埋もれたり石段が崩れたりしておらず、ところどころコンクリート舗装された部分もあって、よく整備されているので安全です。浪切地蔵のお堂や坂東三十三観音の石仏もあります。

静かに眺めを楽しむならここ

 

 

頂上付近にある岩場からの眺めは絶景。千光寺や千光寺公園と違って、ふだん観光客はほとんど来ないので、静かに心ゆくまで眺めを堪能できるのが魅力です。尾道を舞台設定のモデルにしたアニメ「かみちゅ!」の最終話(第16話)で、主人公ゆりえと健児が登って景色を眺めた岩も、ここ浄土寺山の岩場だといわれています。頂上にコンクリートの展望台もあり、こちらは東西南北全方位の展望が楽しめますが、岩場のほうが風情があって断然良いです。


岩穴を女陰に見立てた磨崖仏

 

 

現在の浄土寺奥の院はコンクリート製の建物で、特別な行事のあるとき以外使われません。奥の院自体には風情も面白みもありませんが、付近の巨岩に彫られた磨崖仏は、なかなか興味深いです。前述の展望の良い岩場は、不動岩と呼ばれる巨岩で、岩の側面に不動明王が彫られています。不動岩を過ぎて少し行ったところにも磨崖仏のある巨岩があり、こちらは岩の下部に小さな穴があいていて、そのそばに小さな石仏がたくさん置かれています。立て札によれば、磨崖仏は子宝観音とのこと。たくさんの石仏は子宝を祈願した人が置いたものでしょうか。それにしても穴のある岩に子宝観音というのは、穴を女性器に見立てたとしか考えられません。

■浄土寺山展望台
住所:広島県尾道市尾崎町
TEL:0848-25-7184(尾道市観光課)
アクセス:浄土寺から山道を徒歩20分。車でもアクセス可能
URL:http://www.ononavi.jp/sightseeing/showplace/detail.html?detail_id=409(尾道観光協会)

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