ルネッサンス時代の化学実験の道具も展示

 

 

プラハ城の広大な敷地の中の聖ヴィート大聖堂の北側に、円筒の形をした白色の塔が建っています。城への外敵の侵入や、ボヘミアの国家を守るために必要な、爆弾を大切に貯蔵していた火薬塔、ミハルカです。

堀に囲まれた塔の内部は、4層構造になっています。フロアごとにテーマを分けて様々な分野の展示品が並んでいます。その中でも特に目を引くのが、1階に展示されているルネッサンス時代に化学実験に用いられた道具です。

1575年から1612年にわたって、ボヘミア王を兼務した神聖ローマ帝国の皇帝ルドルフ2世は、「魔術王」との異名をもち、夥しい数の美術品を収集するばかりでなく、錬金術や占星術などに没頭しました。皇帝の命令に従って、当時の錬金術師達は、金を合成すべく日夜、実権に励んだのです。様々な薬品や物質を使って、はかない目標に立ち向かったのです。

科学技術の発展した現代人がその姿を想像すると、結構怪しく映ってしまうかもしれません。でもそれは、まぎれもない人類の歴史なのです。

■火薬塔 ミハルカ
住所:Pražský hrad 119 08 Praha 1
URL:http://www.hrad.cz/cs/prazsky-hrad/turisticky-rozcestnik/prasna-vez-mihulka.shtml

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