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中央都市「レー」はインドの小チベット

インド北部に広がるラダック地方の中心都市「レー」は、標高約3500メートルと富士山に匹敵する高さにあります。チベット文化圏に属しており、今も住民の大半はチベット仏教徒。現在のチベット自治区よりもチベット文化が色濃く残っているといわれ、「インドの小チベット」と呼ばれています。町にはゴンパ(僧院)やチョルテン(仏塔)が数多くあり、特に「へミス・ゴンパ」と「ティクセ・ゴンパ」は必見です。

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富士山に匹敵する高さのラダック地方

 

 ティクセ・ゴンパ

インド北部に広がるラダック地方。その中心都市のレーは標高約3500メートルと富士山に匹敵する高さ。チベット文化圏に属しており、町にはゴンパ(僧院)やチョルテン(仏塔)が数多くあります。

かつてこの辺りはラダック王国というひとつのチベット仏教国で、今も住民の大半はチベット仏教徒。中国に併合され、文化大革命などで破壊された現在のチベット自治区よりもチベット文化が色濃く残っているといわれ、「インドの小チベット」と呼ばれています。

ラダックの挨拶「ジュレー!」

地元の人々は熱心な仏教徒らしく穏やかな人ばかり。道で顔をあわせると必ず「ジュレー」とラダックの言葉で挨拶を交わします。たとえ、こちらが見知らぬ旅行者であっても、目があえばやはり「ジュレー」。気さくに声をかけてくれます。また、町の土産物店などに行くだけでも、たびたび大切に飾られたダライ・ラマの写真が目に入り、その信仰の篤さをうかがい知ることができます。

必見の2大ゴンパ「へミス・ゴンパ」と「ティクセ・ゴンパ」

そして、レーの町が「小チベット」といわれる最大の理由が、周辺に点在するゴンパ(僧院)やチョルテン(仏塔)。.ゴンパにはタンカ(掛け軸タイプの仏画)や壁画、仏像などが大切に保存されています。そのゴンパの中でも、とくに有名なのが二つあります。
 

 へミス・ゴンパ

「へミス・ゴンパ」はラダック王家の菩提寺。このヘミスゴンパで毎年7月頃行われるツェチュ祭はラダックで一番有名な祭りです。

「ティクセ・ゴンパ」はダライ・ラマが属するゲルク派の僧院。ラダック最大級といわれる、高さ約15メートルのチャンパ大仏が鎮座しています。

地球にやさしい生活スタイル

また、レーをはじめラダックで素晴らしいのが、山岳地帯ならではの生活様式。強い日差しを生かした太陽光発電システムなどが普及しているほか、いわゆるボットン式の伝統的なトイレがまだまだ健在。

このボットン式、山では貴重な水が節約できるうえ、排泄物を堆肥として再利用できるので一石二鳥です。空気が乾燥しているので匂いも気になりません。水洗式トイレが増加する昨今のレー界隈ですが、ぜひ伝統的トイレを利用してみてください!

■へミス・ゴンパ
住所:Hemis Gompa,Tikse,J & K,India

■ティクセ・ゴンパ
住所:Tikse Gompa,Tikse,J & K,India

※データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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