市街を一望のもとにおさめにコペンハーゲン市庁舎へ
コペンハーゲンの目抜き通り、ストロイエ。その起点に建つ赤レンガの立派な建物がコペンハーゲン市庁舎です。中世デンマーク様式と北イタリアのルネッサンス様式を取り入れた建物にはこの街で一番高い塔がついています。コペンハーゲン市庁舎が完成したのは1905年。この市庁舎の塔は高さが105.6メートルもあり、コペンハーゲンで一番高い塔となっています。一番を守り抜いている背景には、この塔以上高い建物を建ててはいけないという条例があるのだとか。コペンハーゲンの落ち着いた街並みは、この条例があるおかげかもしれません。
月~金曜の15時からと、土曜の10時から、市庁舎のガイドツアー(英語)があります。これに参加すると塔に昇ることができ(すべて階段!)、コペンハーゲンの街を一望のもとにおさめることができます。茶やオレンジ系の色にまとまったかわいらしい街並みには一見の価値があります。
ツアーでは、市庁舎建物に入ってすぐのところにある「イェンス・オルセンの天文時計」も見学できます。この時計は100年に1000分の1秒しか誤差が生じないという、きわめて精密なもの。イェンス・オルセンという時計職人が50年以上もかけて設計したものだそうで、ガラスケースの中に大切に保存・展示されています。
■コペンハーゲン市庁舎
・住所:Raadhuspladsen1,1550 Koebenhavn
・営業時間:8:00~17:00
・定休日:土・日曜
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