旅人や住人の喉をうるおす大きな役割を担う「オノフリオの泉」
バス停を降りて旧市街地をくぐりぬけると、まず目に飛び込むのは16角形とドーム型の屋根を持つユニークなオブジェ。それがオノフリオの泉です。24時間休まず旅人の喉をうるおすこの泉は、だれもがその水を味わうことができます。真夏の7月に訪れた私は、この泉の水に大変お世話になりました。なにせ街中を散策すると汗がだらだら出てしまうのです。
このオノフリオの大噴水は、1438年に造った大きなオブジェ噴水であり、12km離れた源泉から水を引いて市内に流れ出ています。蛇口はなくコンコンと常に水が流れ出て、誰でも気軽に飲むことができます。口当たりは軟水のようでくせのない味わい。とても飲みやすく、ひんやり冷えてとても美味しいです。夏の暑い日は空のペットボトルを持参して汲み取りましょう。
ちなみにピレ門をくぐって真っ直ぐプラツァ通りを行った広場にも小さな泉が存在し、そちらの泉では小さな子供の銅像の口からコンコンと水がわき出ていて個人的に好きでした。
中世の石造りを大切にしたドブロブニクの街並みに調和した建造物であるこの泉。街のわき役的存在ではありますが、旅人や住人の喉をうるおす大きな役割を担っています。訪れた際にはぜひ一度お試しください。
■オノフリオの泉
時間:無休
料金:無料
味:つめたくて最高