世界一のゴッホ・コレクションを所有 「ゴッホ美術館」
1973年にアムステルダムに開館したゴッホ美術館は、世界一のゴッホ・コレクションを有し、初期から晩年に至るまでのゴッホ作品を一度に見ることができる貴重な美術館。ゴッホを精神的にも経済的にも支え続けた弟テオが兄の没後引き継いだ200点の油絵、500点の素描、700点の書簡、ゴッホ兄弟が収集した500点の浮世絵を中心に、ゴッホと同時代の画家、ゴーギャンやロートレック等の作品も展示されています。
またゴッホに関する2万4000冊以上もの書籍も美術館に併設している図書館で閲覧が可能。とにかく何処も彼処もゴッホだらけで、ゴッホ作品が好きな人にはたまらないでしょう。
私のように特別ゴッホ好きではなくても、見る機会の少ない『ひまわり』や『自画像』以外の作品を鑑賞できるので、オランダを訪れたら、足を運ぶ価値はあります。
年代順に展示されているので、作品の変遷を一目でわかるのも興味深く、最初と最後で別人の作品かと思うほどタッチが変わっていたピカソを彷彿とさせる変貌ぶりでした。
『ひまわり』に代表されるキャンバスにゴテゴテと油絵の具を塗りたくった、ちょっと暑苦しい感じがゴッホの絵だと思っている方はあっさりとした色調の作品群はきっと新鮮に感じるでしょう。
■ゴッホ美術館
・住所:Amstel 51, Amsterdam
・電話:+31 (0)20 570 52 00
・開館時間:9:00~17:00 ※3月29日~4月1日 9:00~18:00
・定休日:無休
・アクセス:Waterlooplein(メトロ51・53・54系統)から徒歩3分
・URL:http://www.vangoghmuseum.nl/
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