建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

究極の狭小二世帯住宅[Big/Small House](5ページ目)

道路拡張で残ったわずか8坪の敷地に建築面積5.9坪の小さな家が建ちました。「上の家」は、素材にこだわったシニア世代の陶芸家の住まい、「下の家」はデザイナー志望の若者のロフトのあるアトリエのような住まいです。上下に独立した長屋にすることで変化に富んだ空間となった、究極の二世帯住宅です。

執筆者:川畑 博哉

ひと味違うロフト付きワンルーム

 

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ロフト
1. ロフトから南側を見下ろす。窓の高さは2.2m。床はナラのフローリング。
2. ロフトからは玄関も見下ろせる。写真:スタジオ宙
3. 窓際から入口方向を見る。片持ちの階段はロフトの下から鉄の丸棒で吊っている。写真:スタジオ宙
4. 玄関から内部を見る。正面は洗濯機置場。右上はロフト、左上は収納。
5,6. ガラスで仕切られたトイレとシャワーブース。


「下の部屋」はロフト付きのワンルームです。広さは約6帖ですが、地面から約1m掘り下げているので、天井高は3.6mもあります。吹抜けに架かったロフトが宙に浮いて見えます。玄関脇のトイレの隣はシャワーブースにして、あえて風呂は設けていません。 この家は、延床面積わずか16坪の「小さな家」です。しかし元気なシニア世代と孫世代という2つの世代を包み込む「大きな家」でもあります。

◆建築データと建築家プロフィール


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