寝室は1.5帖の小上がり
1. 部屋の奥の南側にバスルームと洗面所がある。 2. 小上がりの畳の間は幅2m、奥行き1.3m。畳表は紙縒りを編んだ薄畳。 3. 入口の脇にトイレと収納があり、高さ36cmの小上がりの下も床下収納になっている。 4.5. 玄関の土間を広くとるため、螺旋階段は吊り構造を採用。写真:スタジオ宙 6. 「上の家」の入口。コンクリートの土間には陶芸用の電気炉が置かれる。 |
玄関のガラスの引戸の開けると、中心が黒い鉄の丸棒で吊られた、ユニークなデザインの木の螺旋階段が現れます。見上げるとトップライトからの自然光が階段室を明るく照らす、光を感じる非日常空間になっています。 2階は、カバのフローリングと小上がりの畳の間が特徴的な5帖のワンルームです。布団を敷けば寝室になる1.5帖の小上がりの壁は、有害物質を吸収し呼吸する土の左官仕上げです。その奥にはヒバを張ったバスルームがあります。 晴れた日には目隠しのパンチングメタルから差し込む自然光が、ガラスの仕切りを通して室内を明るく照らします。
◆建築データと建築家プロフィール