歯・口の病気/審美歯科

審美歯科とは(2ページ目)

「審美歯科」とはどんな治療?審美歯科ならではの治療方法や、保険治療との比較、審美歯科医院選びに大切なポイントもご紹介しています。

石井 府中

執筆者:石井 府中

歯科医 / 審美歯科ガイド

セラミックインレー治療

奥歯の虫歯治療などを行った跡に、セラミック製の白い詰め物を詰める治療です。
大きな口を開けた場合を気にして、金属ではなく白い詰め物をご希望される方に適しています。

特に噛み合わせを大きく左右する治療なので、きちんと行うことで理想的な噛み合わせに仕上げることができます。
金属アレルギーの方も、安心して受けることが出来る治療です。

また歯を削った面積に合わせて、詰めるだけではなく、 詰める+被せるとなる場合にはセラミックアンレー治療と呼ばれます。
どちらの治療でも、奥歯の治療に使われる素材には適度な強度が求められています。

インプラント治療

歯が根元から失われてしまった場合に、人工の歯根(インプラント)を埋入し、 あごの骨と一体化させ、人工歯根の上部にセラミック製の歯を被せる治療です。

骨としっかり一体化させますので、入れ歯のようにぐらつきがなく、ご自身の歯と同じ感覚で食事などをすることが出来ます。

ブリッジ治療(抜けた歯の両隣の歯を削って、そこに橋のように義歯を被せて固定する方法)を行うケースもありますが、長期的に見ると、ブリッジ治療では 両隣の歯に大きな負担が掛かり、将来的に両隣の歯が痛んでしまいますのでインプラント治療をおすすめすることが多く見受けられます。

インプラント治療は、高度な外科治療を伴う治療法ですので、ベテランのドクターの元、きちんとした衛生環境の中で行われることが大変重要です。
また治療前に、立体的にあごの形や神経の位置などを把握するために、CTによるスキャンも必須です。


《終わりに》
審美歯科治療においては、使用材料や治療方法以上に、担当ドクターのセンスや審美的な感覚が、仕上がりを大きく左右します。

またドクターとの相性や、信頼関係も大変重要です。
美しい仕上がりを目標とした治療ですので、治療のプロセスの中で、お互いのイメージや感覚のキャッチボールを、十分に行うことを心がけましょう。

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