関東風と関西風が混ざったこだわりのうなぎ

 

 

城下町松本には、うなぎの名店がいくつもあります。なかでも「しき美」は、肉厚なうなぎと評判で、遠方から訪れるファンも多くいる名店です。名産地として名高い静岡や愛知の上質なうなぎと、アルプスの名水で艶やかに炊き上げたご飯。まずいわけがありません。

うなぎといえば、背開きの関東と腹開きの関西と、そのさばき方で地方色が出ます。切腹を意味することからお腹に刃物を入れないという武士精神の強かった関東人の気高さと、腹を割って和気藹々と親密さを重視する関西人。また、関東は蒸し焼き、関西は蒸さずに焼くという違いもあります。関東と関西の境目は愛知県あたりだといわれています。ここのうなぎはどうかというと背開きで、関西風で蒸さずに炭火で焼かれます。さばき方は関東風、蒸し方は関西風。関東と関西の文化風習の混在が見られて面白いです。

同じうなぎでも、調理の仕方でずいぶん趣が変わります。さばき方、焼き方の違いだけで、ここまで別の顔を見せる素材は他にあまりないのではないかと思います。お好み焼やうどんの汁と違って、関西風、関東風、そのどちらかの好みに絶対に妥協できないのも、うなぎならではではないでしょうか。

蒸さずに直火でじりじりと焼かれたうなぎは表面がぱりっとしていて香ばしく歯ごたえがあり肉のようにボリューム感があります。すっきりとした甘めのたれが食欲をそそります。

■しき美
住所: 長野県安曇野市豊科2648-7 
電話: 0263-72-0968 
営業時間: 11:45~15:00/16:30~21:30
定休日: 年中無休
アクセス: JR大糸線「南豊科」より徒歩5分
URL:http://www.unagi-shikimi.co.jp/

※データは記事公開時点のものです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。