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田舎暮らしの予備校:俳句講座(2ページ目)

快適な田舎暮らしへソフトランディングするためには、事前の準備が肝心。好奇心をチクチク刺激する、田舎暮らしの予備校「俳句講座」にチャレンジしてみよう。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド


4時限目:田舎の道端で一人吟行する

吟行(ぎんこう)とは、俳句を作るために先輩や仲間と郊外や名所などに出かけ俳句を作ること。実際に自然に触れて季語を覚えたりと大変有意義な体験になります。

しかし、やっとこさ俳号が決まったばかりだし、まずは近所の公園や旅先の自然をじっくりと観察して季語を採集し、取りあえず五七五にしてみましょう。

画像はイメージです

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句帳とポケット歳時記を持って、イザ自主トレへ!
最初のうちは……

「子雀やみんなでいれば怖くない」など、一茶&たけしもどきの標語調とか。

「畦道をショートパンツの娘行く」など実況中継風に落ち入りやすい。

しかし、とにかく修行の身であることを忘れず、数多く詠むこと。日常の中でのちょとした発見や感動を素直に十七文字にすればいいのです。頭でひねくりまわすのではなく、ものをよく見て感じることが基本。

やがて「母さんや麦藁帽子はどこにある」と日常会話にまで五七五に浸食された頃、あなたの創作俳句!は五十を下らないはず。これを推敲し吟味します。

画像はイメージです

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五七五の上下の五文字を入れ換えてみる、他の季語を使ってみる、字余りを修正してみる。そして、何度も口に出して詠んでリズムを確認してみる。

これを繰り返せば、ある日「ユーレカ!(うむ、コレだ!)」と膝を打つ一句を獲得できるのです(かも?)。

嬉しいから家に飾りましょう。短冊に毛筆で書き込んだり、和紙にプリントし色紙にしても雰囲気が出ます。書体は明朝体や草書体で決めましょう。山水画風の写真との組み合せも味があります。自作の俳句を愛でながらチビチビと飲っていると、ホラ!又一句ひねりたくなる。

田舎暮らしの予備校は、おさらいが楽しみです。
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