ETF/東証に上場するETF(上場投資信託)の特徴

リートETFなぜ注目?ETFの種類と投資法(3ページ目)

日本や世界景気の回復が期待される中、投資家からの熱い視線を集めているのがリート市場。かつて金融危機で大きく値下がりしたリート価格は、今や危機前の水準を回復してきています。気になるリート(不動産投信)ETFの種類や投資法についてご紹介しましょう。

執筆者:村岡 里香

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リートETFに投資するときの注意点は?

どんなときもマーケットの動きに飛びつくのは禁物です。

どんなときもマーケットの動きに飛びつくのは禁物です。

今からリートETFに投資する人が注意したい点は、配当利回りが安定的といえども、マーケットの調整場面では大きく値下がりする可能性があること、そして海外に投資する場合は配当利回り以上に為替変動の影響をうけやすいということです。

長期的には上昇基調にあるものでも、短期で大きく値上がりした後は反動安が起こりやすいものです。また、各国のリートの配当利回りは3~5%台と高い傾向がありますが、各通貨の為替変動は年間おおよそ10%程度、通貨や状況によってはそれ以上変動する場合があります。為替レートが円安に進めば高い利回りに加え為替差益が得られる可能性がありますが、円高に戻れば為替差損と配当利回りが相殺されてマイナスとなる可能性もあることにご注意ください。

よって、調整安を待ってできるだけ安い場面で購入する、あるいは、投資資金を一度に投入せずに複数回に分割しながら購入することを心がけましょう。また、国内外の株式や債券など他の資産と組み合わせ分散投資を行うこともリスクを抑える上で有効です。

積立投資など少額づつ投資するなら、購入コストの面でリートファンドの方が有利になります。その場合は低コストのSMTインデックスシリーズeMAXISシリーズがおすすめです。

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