ETF/東証に上場するETF(上場投資信託)の特徴

リートETFなぜ注目?ETFの種類と投資法(2ページ目)

日本や世界景気の回復が期待される中、投資家からの熱い視線を集めているのがリート市場。かつて金融危機で大きく値下がりしたリート価格は、今や危機前の水準を回復してきています。気になるリート(不動産投信)ETFの種類や投資法についてご紹介しましょう。

執筆者:村岡 里香

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リートETFの種類には、グローバルに投資するもの、一定の地域に投資するもの、一か国のみに投資するものがありますのでご紹介しましょう。

アメリカを除く世界の先進国リートに分散投資するETF

国内で購入できるリートETFを一挙紹介!

国内で購入できるリートETFを一挙紹介!

SPDRダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステート ETF【RWX】

アメリカを除く世界の先進国リートに投資するタイプで、ダウ・ジョーンズ・グローバル(除く米国)セレクト・リアル・エステート・セキュリティーズ指数に連動します。投資先は日本18%、オーストラリア17%、香港13%、英国11%を含む17ヶ国(2013年2月時点)。アメリカのリートに投資するタイプと組み合わせれば世界中の先進国に投資可能です。総経費率は0.59%。アメリカ上場のETFで、マネックス、楽天、SBI証券で購入できます。

アジアのリートに投資するETF

リクソーETF MSCI EPRA/NAREIT アジア【LAER】

日本を除くアジアのリートに投資するETFで、FTSE EPRA/NAREITアジア(除く日本)に連動します。投資先は香港60%、シンガポール25%、フィリピン4%、インドネシア3%を含む9か国(2013年1月末時点)。世界の中でも経済が強いアジアに注目する人に向いてます。ただし、香港とシンガポールが全体の8割を占め、値動きは大きめ。シンガポール上場のETFで、総経費率は0.65%。楽天証券で購入できます。

アメリカのリートに投資するETF

iシェアーズ® ダウ・ジョーンズ米国不動産インデックス・ファンド【IYR】

アメリカは世界でもリートの歴史が長く、市場も最大規模。そのアメリカのリートに投資するETFで、ダウ・ジョーンズ米国不動産インデックスに連動します。この指数は不動産サービス、所有・開発を含むのが特徴。総経費率は0.47%。アメリカ上場のETFで、マネックス、楽天、SBI証券で購入できます。

SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF【RWR】

こちらもアメリカのリートに投資するETFで、アメリカリート市場を代表する指標であるダウ・ジョーンズU.S.セレクトREIT指数に連動します。大きな魅力は総経費率0.25%という保有コストの安さ。アメリカETFで、マネックス、楽天、SBI証券で購入できます。

上記はすべて海外の証券取引所に上場する海外ETFです。国内に上場しているリートETFは現在以下の3本です。

日本のリートに投資するETF

上場インデックスファンドJリート隔月分配(東証1345)
NEXT FUNDS東証REIT指数連動型上場投信(東証1343)

ともに東証REIT指数に連動します(ガイド記事「リートに投資するETFの分配金をチェック!」をご参照ください)。

オーストラリアのリートに投資するETF

上場インデックスファンド豪州リート(東証1555)

S&P/ASX200 A-REIT指数に連動します(ガイド記事「リートに投資するETFの分配金をチェック!」をご参照ください)。
 

次のページで、リートETFに投資するときに注意点をご紹介します。

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