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綺麗な字を書きたい! 東京“美文字”スポット(2ページ目)

「美しい字を書けるって素敵」「美しい字を書きたい! 」という美文字ブーム到来! 東京にもペン習字の教室をはじめ、さまざまな美文字スポットがありますが、教室、博物館、パワースポットという3つの切り口で、東京美文字スポットを探してきました。これであなたも汚文字脱出!

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド


美文字手本の宝庫! 『東京国立博物館』

東京国立博物館

上野公園の東京国立博物館。手前に見えているのは博物館のゆるキャラ、トーハクくん(左)とユリノキちゃん(右)

上野公園にある『東京国立博物館』は、1872年(明治5年)に開館した日本で最初の博物館です。日本と東洋の美術作品や歴史資料、考古遺物を収蔵していてその数なんと約11万3000件。その中には87件の国宝、631件の重要文化財(2012年12月現在)が含まれる、質・量ともに日本一のコレクションを持つ博物館です。

所蔵品を中心に構成する総合文化展(常設展)であっても、4~8週間でどんどん入れ替えていくため、いつ行っても新鮮な驚きのある博物館。正門入って正面にある『本館』の2階は、1室から10室まで順に歩みを進めると、縄文時代から江戸時代までの日本美術史を、国宝・重要文化財など本物の名品を鑑賞しながらたどることができるとあって必見です。

そんな東京国立博物館で、美文字のお手本とするべき素晴らしい書があるのは、以下の展示室です。

東洋館8室undefined中国の書跡の展示風景

『東洋館』8室、中国の書跡の展示風景。照明が素敵な空間です

【本館2階】
1室-2 仏教の興隆―飛鳥・奈良
2室 国宝室 
3室 仏教の美術―平安~室町
8室-2 書画の展開―安土桃山~江戸

【東洋館 (アジアギャラリー)】
西はエジプトから東は朝鮮半島までアジア諸地域の作品を展示している展示館で書の展示があるのは8室の『中国の絵画・書跡』。

平安時代のお経

『色紙華厳経(泉福寺経)』 平安時代・12世紀 東京国立博物館蔵。伝来の過程で火事に遭いながらも今日まで残りました

照明に映しだされて幻想的に見える数々の書。1000年以上前の作品もあちこちに展示されていて、思わず「よくぞご無事で!」と拝みたくなります。写経などは一文字一文字祈りを込めて書いてあるだけに、正しく美しい文字が気の遠くなるほど並んでいて、私たちが頻繁に使用する文字も数多く登場。最高のお手本になります。

2013年は、書の神さまと言われた王羲之にまつわる名品を集めた『書聖 王羲之』(~3月3日(日))展や、日本の名筆を集めた『和様の書』(7月13日(土)~9月8日(日))展と、書の大きな企画展も続く東京国立博物館。超絶美文字の放つ美しさに触れてみてはいかがでしょう。

<DATA>
東京国立博物館
住所:東京都台東区上野公園13-9 
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
入場料:一般600円/大学生400円(特別展は別料金)
営業時間:9:30~17:00
2013年3月から12月までの特別展開催期間中の毎週金曜日は20:00まで開館
2013年4月から9月までの土曜、日曜、祝日、休日は18:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし月曜が休日の場合は開館、翌火曜日に休館)
アクセス:JR『上野』駅から徒歩10分

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