子どもはママの様々な声に耳を傾けている
子ども達は、ママの何を通じて、プラス思考を吸収していくのでしょうか?それは主に、
- ママが子どもにする説明や理由づけ
- ママがポロッともらす独り言
- ママがパパやママ友など周りの人と話している内容
このとき、ママが意識して前向きに切り返すようにすると、それを横で見ている子ども達は、「そうか、ママみたいに考えればいいんだ」と飲み込んでいきます。ママの考え方、発想の仕方を言葉を介して吸収していくのですね。
こう考えると、いつもの日常会話の中に「プラス思考の子を育てるヒント」がたくさん詰まっているのがお分かりいただけると思います。普段の何気ない会話にこそ、子どもの心を育てるカギがあるのですね。
子どもの「どうして?」の質問には丁寧に答えよう
著書『輝くママの習慣』でも触れましたが、子どもの「どうして~~なの?」の質問は、ママがプラス思考発想を伝えるチャンス!なぜなら、ママが、「それはどうしてかというとね、○○だからよ」と答える○○の部分には、そのママの主観的な物の見方が出やすいからです。○○の部分を意識的にポジティブに前向きに説明してあげられると、子どもはプラス思考発想をまた1つ吸収してくれるのです。
たとえば、
「どうしてバァバはお化粧をいっぱいしているの?」
のような、子どもならではのドキッとするような質問に、
「バァバはお顔にシミが沢山あるからお化粧で隠しているの。おばあちゃんだから仕方ないのよ。」
では、聞いていてガッカリな内容ですよね。
こんなとき、
「バァバはいつもキレイにしているのが大好きなの。素敵なおばあちゃんなのよ~。」
と答えてあげると、心のメガネをさらに明るいレンズにしておばあちゃんを見るようになっていきます。
こんな風に、子どもとのちょっとしたコミュニケーションにも、その子の心をポジティブに育むチャンスが満ちています。当たり前すぎて見過ごされがちな日常会話を改めて見直してみると、沢山の種が見つけられますよ。
普段の何気ない会話がカギを握っている