子育て/プラス思考の子を育てるコツ

プラス思考の子育て:ママだから伝えていきたいこと(2ページ目)

「前向きな子に育ってほしい」、これは、きっと全てのパパとママが望んでいることですよね。最新心理学で分かってきたのは、プラス思考の子を育てるカギは、親子の会話にあり、ということ。当たり前すぎて、見過ごされがちな親子の会話を、「プラス思考育児」というポイントから改めてご紹介していきたいと思います。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

子どもはいつ、誰から、どのようにプラス思考を学ぶのか?

■いつ?
子どもの思考スタイルが急速に発達するのは、生まれてから7歳くらいまでの間と言われています。小学校に上がるくらいまでの間に、その子の物事を見る目、つまり、状況をどう判断するか?という「物の見方」が急成長するのですね。

私はこの物の見方を「心のメガネ」に例えてご説明するのですが、同じ状況に置かれても、それをどう捉えるかは人それぞれ。なぜなら、心のメガネのレンズの色や度数は人それぞれ違うので、物事が違って見えるのです。いいことが起こったときも、イヤなことが起こったときも、そのメガネを通して状況を判断するようになります。私たち人間は、幼少時に一生使うことになるメガネを作ってしまうのです!

■どのようにして?
心のメガネは、周りの人とのコミュニケーションを材料にして作られると言われています。コミュニケーションと言っても、きちんと向かい合って話す会話だけではありません。その子が耳にする言葉、目にする表情などが心のメガネの材料となって取り込まれていきます。

■誰から?
心のメガネの材料は周りの人とのやりとり、と書きましたが、その中で抜き出た影響力を持つ人がいます。それは、ママ。日々、子どもと一番長く接していることで、コミュニケーションの量が圧倒的に多くなるからです。母子の思考スタイルは、子どもの性別に関わらず、非常に似通っていることも分かっています。

つまり、ママは、我が子のプラス思考度に、「遺伝」と「環境」の双方で影響を与える、いわば、キーパーソンなのですね。とは言っても、あせることはありません。プレッシャーを感じる必要もありません。改めて、母親ってすごいなと誇りに思ってほしいのです。
プラス思考育児は幼少期に

プラス思考育児は幼少期に


それでは、お子さんはママの何を通じて、プラス思考を吸収していくのでしょうか?
>>次ページで見ていきましょう。

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