Perl/Perlの基礎知識

Perl プログラミングの流れ

Perl のプログラムを一つ作成し、Perl プログラミングの概要をつかみます。

井上 みやび子

執筆者:井上 みやび子

Perlガイド

さて、今回は Perl のプログラミングの流れをご紹介します。と言っても、Perl は「今日から使える」プログラミング言語ですので、面倒な決まりごとや手順は不要です。とにかく書く、実行する、以上、です。

今回は「為替レートから、逆に100円が何ドルになるか」を計算するプログラムを作成した後、その中身を解説します。

対応バージョン

ここでご紹介するプログラムは Perl 5.8 以上に対応しています。5.8 以上であれば、5.8.2、5.10.1、5.12.0 ……などでOKです。これらのバージョンの Perl が手元にない方は、「Perl の実行環境をインストール」を参照してご自分の環境に新しいバージョンをインストールして下さい。

Perl のバージョンは以下のコマンドで調べる事ができます。
perl -v
Windows ならコマンドプロンプト、Mac なら「ターミナル」、Unix 系 OSなら接続ウィンドウを開いて「perl -v」と入力した後エンターキーを押して下さい。

目次

文字コードとエディタ
サンプルプログラム
文法チェック
Perl の文法
実行
記事中の URL まとめ

文字コードとエディタ

Perl プログラムを書く時は文字コードを「BOM なし UTF-8」で保存して下さい。各 OS でこれに対応したエディタには以下のようなものがあります。

Windows の場合
Windows のメモ帳では「BOM 付き UTF-8」保存されてしまうので、Windows でプログラミングする方は別のエディタを入手して下さい。おすすめは「エムエディタ」です。

Mac の場合
Mac の場合、標準添付の「テキストエディット」で「BOM なし UTF-8」で保存できます。ただしデフォルトだとリッチテキスト形式になってしまいますので、「フォーマット」メニューから「標準テキストにする」を選んでテキストとして保存して下さい。

Unix 系 OSの場合
Unixの場合、最近は標準で UTF-8 保存になる環境が多いですが、変更が必要な場合、Vim であれば「:set encoding=utf-8」で使用する文字コードを UTF-8 に変更できます。この場合、ホストにアクセスするクライアントアプリケーションの文字コード設定も「UTF-8」にしておく事をお忘れなく。

手元にエディタが無い場合
お手元に適当なエディタが無い場合はオンラインエディタ「すぐ使える多言語対応エディタ」で編集して下さい。

保存形式が不明な場合
お手元のエディタではどの形式で保存できるか分からない場合は、一回保存したファイルを「すぐ使える多言語対応エディタ」で開いて下さい。「BOM付き」か「BOMなし」かが表示されます。

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