Perl プログラミングの流れ(3ページ目)

文法チェック

ファイルを保存したら文法チェックをします。エディタから一旦離れて、Windows ならコマンドプロンプト、Mac なら「ターミナル」、Unix 系 OSなら別の接続ウィンドウを開いて以下のコマンドで文法チェックをして下さい。

「path to」の部分は、保存したファイルまでのパスに変更して下さい。「（エンター）」と書いてある部分ではエンターキーを押して下さい。

Windows の場合

perl -c path¥to¥kawase.pl （エンター）

Mac/Unix系OSの場合

perl -c path/to/kawase.pl （エンター）

ファイルのパスが分からない場合
保存したファイルまでのパスが分からない場合、Windows なら「perl -c」まで打ち込んだ後、マウスを使ってファイルをコマンドプロンプトウィンドウにドラッグ＆ドロップして下さい。

Mac の場合、デスクトップに保存した場合は「Desktop/kawase.pl」、書類フォルダーに保存した場合は「Documents/kawase.pl」になります。

さて、「perl -c」での文法チェックは問題なかったでしょうか？

おっと……エラーが出てしまいましたね？ 以下のような表示が出たと思います。

% perl -c kawase.pl（エンター）
syntax error at kawase.pl line 16, near "print"
kawase.pl had compilation errors.

「syntax error」は文法ミスをしていますよ、という意味です。その後の「line 16, near "print"」というのが文法ミスが検出された場所で、「16行目、"print" のあたりにエラーがあります」と言う意味になります。

16行目はサンプルプログラムの最後の行ですね。実は、この行にはエラーはありません。文法エラーの原因となるミスは、文法チェックで表示された行番号より前にあります。今回の場合は、すぐ上の行の「print "今日の為替は1ドル $kawase_usd 円です。¥n"」の後に「;」（半角のセミコロン）が抜けていたのが原因でした。

ここに半角のセミコロンを追加して、もう一度文法チェックをして下さい。

print "今日の為替は1ドル $kawase_usd 円です。¥n";

今回は、以下のように表示されましたね？

% perl -c kawase.pl （エンター）
kawase.pl syntax OK

おめでとうございます。これは文法的に正しいプログラムです。

もしまだエラーが出る場合は、どこかでタイプミスなどをしている筈です。記号が全角だったり見えない全角スペースが入ったりしているとエラーになりますので、文法チェックで表示された行の付近を探して修正して下さい。