保険契約に登場する人
契約者や被保険者って誰のこと?
■保険契約者
保険契約者は保険会社と契約を結ぶ人のことで、契約により、いろいろな権利(契約内容変更などの請求権)と義務(保険料の支払い義務)を持ちます。例えば医療保険に加入後、保険会社の同意を得て、入院給付金保障を日額1万円から5000円へ減らしたり、保険料の支払方法を月払いから年払いへ変更したりすることができます。契約者を変えることも可能です。
■被保険者
被保険者は生命保険の保障の対象となる人のことをいいます。保険契約では、被保険者が死亡すると保険会社にとって死亡保険金の支払事由に該当し、被保険者が病気・ケガで入院や手術をすると入院給付金や手術給付金の支払事由に該当します。保険加入後、契約者や受取人は途中で変えることもできますが、被保険者は変えることができません。
■給付金(保険金)受取人
病気・ケガで入院や手術をした時に、保険会社から支払われる給付金を受け取る人のことです。給付金の支払事由が生じたときは、保険契約者等は保険会社へ給付金の請求手続きする必要があります。
保険契約者・被保険者・受取人の関係
保険契約者が被保険者や給付金(保険金)受取人を誰にするか決めます。医療保険やがん保険では、全て同一人物の場合もあれば、契約者と被保険者が異なる場合もあります。医療保険・がん保険での一般的な組み合わせ
・契約者(本人)/被保険者(本人)/給付金受取人(本人)
・契約者(本人)/被保険者(配偶者や子)/給付金受取人(配偶者や子)
死亡保障の保険での一般的な組み合わせ
・契約者(本人)/被保険者(本人)/保険金受取人(配偶者や子)
・契約者(本人)/被保険者(配偶者や子)/保険金受取人(本人)
医療保険やがん保険では、被保険者=受取人が一般的です。
>>次ページでは、「保険契約者」「被保険者」「給付金(保険金)受取人」以外の、保険契約にでてくる登場人物について解説します。