修羅場にしないために大切な能力とは?
話し合いの前に、自己と対話をし、自分がどうしたいのか?をきちんと考えましょう。
つまりそれは、「喧嘩」ではなく「話し合い」を目指す、ということです。
そのため必要な能力は、下記の4つです。
(1)自己と対話する能力(自分は何が不満なのか、どうしたいのか?を考える力)
(2)相手に伝える力(感情的にならずにきちんと伝える力)
(3)相手の意見を聞く力
(4)折り合いをつける力(解決策を導く力)
(1) 自分がなにに不満を思っているのか、どうしたいのかも整理できてないまま話し合いをしていたら、話が堂々巡りになったり、自分の望みとは違う結果になってしまうこともあるでしょう。
まずは一人になって、自分がどうしたいのか?をきちんと考えることが大切です。
(2) このときは、「ひどい」「嫌」「最低!」といった感情的な言葉よりは、相手に対して、「こうしてほしい」という提案をすることが大切です。
どうしても感情を抑えられないタイプの人は、相手に「手紙」を書くのもいいでしょう。
メールよりは、手書きの方が言葉の重みを自分も感じられるので、ヒステリックな内容にはなりにくいです。書いたらすぐに相手に送る(渡す)のではなく、次の日も読み返して、冷静になった自分が読んでOKだと思える内容に仕上げましょう。
(3) 相手の意見を聞くことは、自分の思いを伝えるのと同じくらい重要です。これが欠けていると、お互いに納得できる結果にはならないので、関係が壊れてしまうからです。
相手の話を途中で遮ったりせずに、きちんと聞いてあげることが大切です。その結果、相手も自分の話を聞こうと思ってくれるものです。どんなに耳が痛い内容でも辛抱強く聞きましょう。
(4) 「自分は正しいけど、相手は間違っている」の1点張りでは、話し合いになりません。お互いにどこまでだったら許容できるのかを話し合い、折り合いをつけていくことが大切です。
きちんと相手の立場に立って、物事を考えることも重要です。
また、話し合いができる能力だけではなく、「話し合いがしやすい場」を作ることも大切です。
それは、次で紹介します。