素材や感覚、エッセンスを大切に
日本の古き良きもの、その素材や感覚、エッセンスみたいなものを大切にもの作りされているものには、誰の心にも響く魅力がひそんでいます。昔懐かしく新しいものたちは、いい表情をしています。私はそんな、今、純粋にもらえたら嬉しいなと思える3品を選んでみました。ホワイトデーも呼び名こそカタカナですが、発祥諸説はともあれ、ここまで成長定着すれば、お返しを尊ぶ日本の文化をベースにした今様の返礼儀式と言えなくもありません。とらわれることなく自由に自分らしいお返しプチギフトを選んで、楽しく小さな幸せを贈り合えればよいなと思います。
白い蜂蜜/九州蜂の子本舗
記憶をたどればキッチンの棚やテーブルの片隅にあった、あの固まって白くなった蜂蜜、あの美味しいアレ、もう一度食べたい、と思っているのは私だけではないはず。あの白い蜂蜜がこんなにお洒落なカタチでいただけるなんて、夢のようですね。「冬場に固まる現象だったのか~、やっぱり、良い蜂蜜に限ったことだったんだ」と納得しながら、大人になって独り占めして思う存分食べられるのは、なんと幸せなことでしょう! 私もコレ贈られたいなぁ~。箱みつや巣みつなど、他のギフトセットも知っていると贈答機会に重宝しそうです。【関連リンク】
九州蜂の子本舗
幸せのボタン~Don't lose it!~/パティシエ エス コヤマ
なくしてはいけない、かけがえのないもの、日常にひそむ何気ない宝物に気づかせてくれるのは、本物のもの作りを続けている人だからこそ。小山 進氏の創造するものは極めて独創的なのに多くの人が共感できる普遍性があり、それこそが世界中に知られる絵本作家のように本物の証だと私は感じます。そばにおいて大切にしなければならないボタン、その意味を込めて贈られれば、一つ一つ噛み締めていただきたいですね、もちろん、無邪気に喜ぶ心も忘れずに。「お返しもチョコがいいな」という方へ、こんな意味の深ーい、変化球チョコレートがおすすめです。【関連リンク】
パティシエ エス コヤマ
麻のハンカチmotta/中川政七商店
1925年、あのパリ万博に繊細な麻のハンカチーフを出品した、中川政七商店から80余年の時を経て、新たに贈り出される、肩ひじをはらない麻のハンカチたち。あなたのそばに、いつも一緒にあるように、共に暮らし、思い出となる小さな布、「ハンカチ、持った?」という言葉とともに、その文化も絶やさぬように。日々の喜怒哀楽を包み、時には拭う、ハンカチの存在意味をあらためて問い直す、よい機会になりそうです。ありそうでなかった、普段使いの麻のハンカチ「motta」、ホワイトデーに贈られれば、なおさら、お気に入りの一枚に。【関連リンク】
中川政七商店