完璧主義ママへのアドバイス
では、こんなとき、どうしたらいいのでしょう? つい120%の力で頑張ろうとしてしまう、そんな頑張りすぎママは、自分への要求を少し下げてあげることで、イライラが緩和されます。とは言っても、元々が頑張り屋さんのママ自ら、自分への要求を下げるのはなかなか難しいもの。自分への要求を下げる=自分のレベルを下げる、そんな風に思えてきてしまうからです。
何となく、人間の心理で、「○○しなくちゃ」「完璧を目指すべき!」と自分にハッパをかけた方が、「○○できたらいいわね」とやや控えめに思うよりも、成功率が高まる気がしてしまうと思います。
そして、「完璧を目指すべき!」から「○○できたらいいわね」へとトーンダウンすると、根性が足りない、脱線してあきらめてしまいそう…とマイナスの結果が待っている気がするかもしれません。
でも実際は、逆のことが起こります! たとえば、これまでの120%のパワーを、仮に80%まで落とすとしましょう。そうすると、100%までに20%の余裕ができます。これが精神的な余裕、冷静さ、客観性につながり、その場その場でしっかりと状況判断ができるようになるのです。
自分自身を解放してあげよう
ためしにやっていただくと分かりやすいですが、「絶対に母乳一本でやり遂げなくちゃ!」と思うと、心がキュッと縮まるような圧迫感を感じるはずです。俗に言う、「プレッシャー」です。ところが、「できるところまで母乳で頑張ろう!ベストを尽くすのみ!」と考えると、未来に明るい期待を抱きながらポジティブに進めるはずです。俗に言う「チャレンジ」です。
現実的にムリなハードルから、自分自身を解放してあげることで、手も足も頭も効率よく動いて、満足度が高まり、同時にイライラすることが減ってきます。つい自分にプレッシャーをかけすぎてしまうママこそ、自分への優しさを忘れないでくださいね。