特別に茶器を準備しなくても大丈夫
熱湯で入れて、香ばしい香りを楽しむ玄米茶。玄米と茶葉のやさしい香りに癒されます。茶に関する書籍には、玄米茶は土瓶で入れるように書かれているものが一般的ですが、実際は何種類もの急須や茶器を揃えている方はごくわずか。ここでは、普段使いの急須でおいしく入れる方法をご紹介いたします。玄米茶を入れるのに適した土瓶タイプの急須
土瓶を持っていなければ、通常サイズの急須でもおいしく入れられます
玄米茶のおいしい入れ方
通常2~3人分のお茶を入れる急須のサイズ約300~350cc程度の急須と湯呑を用意します。熱湯で入れるお茶は、筒状でやや大きめの湯呑が適しています。筒状の湯呑はお湯が冷めにくく、手で包み込むように持つとお湯の温かなぬくもりを感じられます。ご自宅になければ、マグカップでもよいでしょう。大さじ1杯の玄米茶の茶葉を急須へ
大きめの急須や土瓶タイプの場合は、茶葉の量を大さじ1.5~2杯に調節してください。
お湯を注ぐ
大きめの湯呑やマグカップであれば、急須の8分目まで湯をいれる。湯呑の大きさや入れる人数分によって調節してください。
フタをして30秒
宇治茶ベースの玄米茶は60秒~90秒のものもあります。商品パッケージの入れ方表記を目安にしてください。
湯呑に静かに注ぐ
最後の一滴まで注ぎます
二煎目を美味しくいただくには、急須にお湯を残さず、最後まで注ぎ切ります。
いただきます!
個人の好みで臨機応変に
玄米茶は香りを際立たせるために「熱湯」で入れるのが基本です。ですが、猫舌なので熱すぎるのは苦手という方や冷ます時間がなくすぐに飲みたいという方は、ポットから注いだ90℃のお湯で入れても美味しくお飲みいただけます。お子様に飲ませたい方は、玄米茶を入れた湯呑に氷をひとつ足してぬるく冷ましてあげてもよいでしょう。入れ方はあくまでも目安であり、その人の好みに合わせてお飲みいただくことが一番です。
玄米茶や煎茶は茶道のようにひとつひとつ所作が定められているものではありません。自由度が高く、茶葉の個性や飲む方のライフスタイルを生かして様々な楽しみ方のできるお茶なのです。
重要な注意点はお水の質です。水は茶の味に大きく影響します。お湯は必ず一度沸騰させたものを使います。日本茶に最も適した水は、日本の水です。
ご家庭の水道水、浄水器を使った飲み水が最もふさわしく、茶の味を損なわないために無臭の水であることが基本です。ミネラルウォーターしか飲まない、という方は軟水~中硬水の日本産ミネラルウォーターを使用ください。
お水とお茶の関係については、また他の機会に詳しくご紹介します!