1年を通じて安定した成績をあげる為には上げ相場に強い投資法と下げ相場に強い投資法をマスターする必要があります。そこで今回は上げ相場に強い投資法として「順張り投資法」、下げ相場に強い投資法として「逆張り投資法」をご紹介いたします。

上げ相場に強い、順張り投資法

「順張り」とは、株価が上昇傾向(上昇トレンド)にある銘柄を買い、株価が下落傾向にある銘柄は、空売りを行うといった。株価の方向に合わせて同じポジションを持つタイプのトレードです。日経平均株価は、昨年末の8000円台から11000円まで上昇し、上昇トレンドの傾向ですので、「買い」から入るトレードが強い相場といえるでしょう。

一般的な順張りトレードの手法には、以下のような手法を用いることが多いです。

・過去〇日間の高値を更新したら買い
・年初来高値を更新したら買い


上記のような、「ブレイクアウト戦略」と呼ばれるトレード手法が順張りでは代表的です。昨今の株式相場では、「年初来高値」を更新している銘柄が数多く存在するので、「過去〇日間の高値を更新」の方が有効な可能性が高いでしょう。

では、具体的に順張りのトレードを確認してみましょう。

システムトレードの達人「マンダム(4917)」チャート

システムトレードの達人「マンダム(4917)」チャート



上記画像は、「マンダム(4917)」の2011年2月から2013年1月までのチャートです。同社株価は、2012年11月末に終値が過去120日間の高値を更新して、ブレイクアウトしました。その後株価は、上昇を続け、現在も上昇トレンドで株価が推移しています。このように、「順張り」は、株価がブレイクアウトした後に上昇が継続した場合には、大きな利益が期待できるトレード手法です。ブレイクアウトした後は、どこまで株価が上昇するかは未知数で、買った銘柄によっては、何倍も利益が膨れ上がることもあります。そういった意味で、夢のあるトレード手法といえるでしょう。

一方で、夢が大きい分リスクも存在しています。「順張り」は、一般的に勝率は低いと言われています。「順張り」で、ブレイクアウトした銘柄を買い付けしても、その後上昇の勢いが失速し、下落してしまうことも多くあります。勢いが失速してしまう一例を見てみましょう。

システムトレードの達人「しまむら(8227)」チャート

システムトレードの達人「しまむら(8227)」チャート



上記画像は、「しまむら(8227)」の2011年11月から2013年1月までのチャートです。2012年の7月に「過去120日の高値を更新(青い線)」したにも関わらず、その後、すぐに勢いは失速し、下落トレンドに突入しています。

順張りは、うまくいった時の利益は大きいトレードで、2013年1月のような上昇相場には有効なトレードといえるでしょう。一方で、勝率が低いため、勢いが失速した際には、「しっかりロスカットできるか」が重要になります。是非、「順張り」のトレード手法を身につけて、大きな利益を狙ってみてはいかがでしょうか。

下げ相場に強い、逆張り投資法

「逆張り」とは、株価が急落したときに買い付け、株価が反転して戻った時に手仕舞う手法です。現在の相場は全体的に上昇トレンドが強い相場でが、なんらかの理由で株価が急落している銘柄も見られます。上昇相場では、急落した銘柄でも、その後の相場全体の上昇圧力に従い株価が反転する傾向が強いといわれています。そういった意味で、上昇相場での急落銘柄は、利益を得るチャンスといえるのではないでしょうか。

一般的な逆張りトレードの手法には、以下のような手法を用いることが多いです。

・過去〇日間で〇%下落
・25日移動平均線から○%乖離したら買い


上記のような、トレード手法が逆張りでは代表的です。

では早速、具体的な逆張りのトレードを確認してみましょう。

システムトレードの達人「ソフトバンク(9984)」チャート

システムトレードの達人「ソフトバンク(9984)」チャート



上記は、「ソフトバンク(9984)」の2012年1月から2013年1月までのチャートです。2012年10月に株価が大きく急落しています(青い線)。その後株価は急速に回復し、急落前の水準まで株価は戻っています。短期間に急落した銘柄は、割安感が高まり買いなおされる傾向が強いために、一般的に「逆張り」は、勝率が高いと言われています。

勝率が高いといわれている「逆張り」ですが、一方で、「逆張り」は、予想に反して株価が下落し続けた場合、損失額は大きい傾向にあります。損失が大きく膨らんだ場合の一例を見てみましょう

システムトレードの達人アスクル(2678)」チャート

システムトレードの達人アスクル(2678)」チャート


上記画像は、「アスクル(2678)」の2011年11月から2013年1月までのチャートです。2012年の5月に株価が急落した際(青い線)で買い付けを行ったあと、株価はさらに下落し続けました。

「逆張り」は、勝率が高く、大きく急落銘柄が出た際にはトレードのチャンスといえるでしょう。一方予想に反して株価が下落し続けたときには、大きな損失を被るリスクも存在します。こちらも「順張り」同様に、予想に反した株価の動きが出た時に、すみやかにロスカットをする必要があるでしょう。

2013年は、上記でご紹介した「順張り」「逆張り」のトレード手法が有効といえるのではないでしょうか。上昇トレンドに乗っている銘柄は、「順張り」手法を用いてトレードをすることで、大きな利益が期待できるでしょう。また、行き過ぎた株価急落をしている銘柄は「逆張り」手法でトレードすることで、勝率が高いトレードができるでしょう。「順張り」「逆張り」という異なる2つのトレード手法で投資を行うことリスク分散になるでしょう。是非「順張り」「逆張り」手法でトレードしてみてはいかがでしょうか。