生命保険の見直し/生命保険料の節約術

更新間近…見直しで保険料の節約を!(2ページ目)

生命保険は結婚、出産、住宅取得、自営・自由業への転職など、ライフスタイルが変わったときに見直すのが基本。必要な保障と保障額が変わるからです。でも、これら以外にも見直した方がいいタイミングがあります。それは「更新」が間近なケースです。このケースに該当する人は、保険料を節約するためにも、なるべく早く見直しましょう。

執筆者:小川 千尋

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更新前に保険料アップを避ける見直しを!

更新で保険料がアップしないような見直しをしましょう

更新で保険料がアップしないような見直しをしましょう

更新で保険料をアップさせない、アップ幅を小さくするには、定期保険特約や収入保障保険特約などの死亡保障の特約を減額して更新する方法があります。しかし、この方法をとると、必要な死亡保障額が確保できなくなる可能性があります。また、今回は減額して更新しても、10年後などの次の更新時に保険料がアップすることになります。

やはり、死亡保障と医療保障を単体の保険で確保して、更新型の保険は解約した方がいいでしょう。死亡保障は定期保険か収入保障保険、医療保障はシンプルな保障内容の医療保険を使えば、保険料の節約ができるか、あるいは現状と変わらない保険料で必要な保障を確保できます。

新たに保険に加入する際に大切なポイントは、死亡保障の場合、必要な保障期間をカバーすることです。例えばあと20年間、死亡保障が必要なのに10年・15年の定期保険に加入してしまうと、更新しなければならず、保険料がアップすることになるからです。医療保障は終身保障型の医療保険に加入すれば保障が途中で途切れることもなく、保険料はずっと変わりません。ただし、一生涯にわたって保険料を払う「終身払い」を選ぶと、保険料は安くなっても収入が少なくなる高齢期に保険料の支払いが続くので、60歳・65歳などで払い終わる「有期払い」を選んだ方がいいでしょう。

保険期間の途中で保険料がアップしなければ、将来にわたって家計のやりくりはやりやすくなりますよ。


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