特に紅葉シーズンは絶妙なコントラストを描き出す「五色沼」
スキー場や登山などでも有名な磐梯山のすぐ近くに、エメラルドグリーンやコバルトブルーに染まった沼が点在する「五色沼」という場所があります。この辺りには最も大きい毘沙門沼をはじめ、赤沼、みどろ沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼、柳沼があり、それぞれ異なる色彩で観光客の目を楽しませてくれます。特に人気が高いのは紅葉シーズンで、晴れた日には空の青と燃えるような紅葉の赤、そして沼の色彩が絶妙なコントラストを描き出してくれます。秋には写真好きにはもちろん、絵を描く人たちもたくさん集まりにぎわいを見せるスポットです。
特に一番大きな毘沙門沼は向こうに荒々しい姿の磐梯山を望め、ボートに乗ることもできるからゆっくりと景色を楽しむことができると人気。遊歩道のような山道を進んでそれぞれの沼を見ても数十分ほどしかかからないので、ぜひ散策を。
この辺りの沼がカラフルに色づいている理由は、磐梯山に原因があるようです。山から流れてくる物質によって赤やグリーンの色に染まるのだそう。例えば、酸化鉄が含まれる沼は赤に、アルミニウムや珪酸などからできるアフェロンという物質が含まれる沼は青白色になっているのです。
自然の神秘を感じる不思議なスポットです。
■五色沼
住所:福島県耶麻郡北塩原村
電話番号:0241-32-2511
HP:http://www.urabandai-inf.com/urabandai/goshiki.html