重要伝統的建造物群保存地区に選定されている宿場町「大内宿」
会津西街道沿い標高約700メートルの山間部、下郷町にある宿場町、大内宿。全長約500メートルの往還に沿って、茅葺の民家が建ち並んでいます。江戸時代、江戸と会津を結ぶ会津西街道の交通の要所だった大内宿は本陣、旅籠を抱える宿場として大いに栄えていました。
ところが日光街道が明治17年(1884年)に開通すると、人や物資の流れがその新しい通りに移るようになり、大内宿は時代に取り残されてしまいました。
しかしこういった状況がかえって、そのままの宿場町の姿を今に残すことになったのです。
昭和56年(1981年)に、大内宿は重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
名産品は「じゅうねん」です。じゅうねんとは、エゴマのことで、食べるとぷちぷちとした食感です。このじゅうねんを使った味噌やシフォンケーキなどは、観光客にお土産として喜ばれています。
■大内宿
住所:福島県南会津郡下郷町大字大内
TEL:0241-68-3611
アクセス:
JR只見線湯野上温泉駅タクシーで10分
【乗合タクシー猿游号】
湯野上温泉駅→大内宿(4月1日~11月30日の毎日運行)
ホームページ:大内宿