荘厳な雰囲気を身近に体感できる「カトリック弘前教会」
津軽藩の城下町として栄えた弘前。明治時代には洋館や教会も作られ、女性が歩きたい街として人気です。そんな弘前にある「カトリック弘前教会」は清楚な印象の白亜の教会。リンゴや三味線のステンドグラスもユニーク!
明治時代の文明開化により、日本中で洋館や教会など西洋の建物が作られましたが、弘前でも和の匠「堀江佐吉」やその弟子たちにより数々の名建築が誕生しました。「カトリック弘前教会」も堀江の弟「横山常吉」が明治末期に手がけた、弘前でも人気の観光スポット。ヨーロッパではポピュラーなゴシック様式と呼ばれる尖った屋根がひときわ目をひく教会です。
教会の中には無料で入ることができ、カトリック教会ならではの荘厳な雰囲気を身近に体感することができます。とくに注目なのがオランダの教会から贈られた祭壇。約250年前に作られ、見るからに歴史がありそうな祭壇にはキリストの誕生をモチーフにした精巧な彫刻が…。
さらに窓には色とりどりのステンドグラス! よく見ると、津軽三味線やリンゴ、青森の名山岩木山などが描かれ、ひと味違ったデザインになっています。
「弘前カトリック教会」は観光スポットとしてだけでなく、地元の信者の方々に大切に守られている教会のため、礼拝中の見学などはくれぐれもお静かに…。
■カトリック弘前教会
住所:青森県弘前市百石町小路20
電話番号:0172-33-0175
アクセス:JR「弘前駅」より弘南バス土手町循環100円バスで17分、
「文化センター前」下車、徒歩5分くらい
拝観不可:日曜午前、冠婚葬祭時
営業時間:7時から19時まで(冬は変更あり)