一度は見かけたことがある作品が一堂に会する贅沢な美術館
オルセー美術館は、1986年にセーヌ川左岸に開館した美術館。19世紀美術を専門とし、印象派の画家による世界的に有名な作品を一度に鑑賞することができます。絵画の紹介の前に、建物のことを紹介します。ここは元々オルレアン鉄道のオルセー駅の駅舎だったのです。その面影を残す大きな時計や横長の館内が印象的です。優しい光が差し込み、とても雰囲気がある素敵な空間です。
オルセー美術館の主な収蔵作品は、ミレー「落穂拾い」、マネ「草上の昼食」「笛を吹く少年」、ゴッホ「自画像」、ゴーギャン「タヒチの女」、ドガ「踊りの花形」などなど、挙げていけばきりがないほどの名画ぞろい。きっと一度は見かけたことがある作品が一堂に会する、なんとも贅沢な美術館です。
気をつけたいのは、以前は可能だった写真撮影が禁止になったこと。2010年6月から全面禁止だそうです。その分、作品をしっかり目に焼き付けようとするのでいいのかもしれません。
2011年12月に改装工事を終えて、全館オープンしたそうです。5階の印象派ギャラリーのリニューアル、時計の裏のカフェの全面リニューアルなど、これまでオルセー美術館に行ったことのある人でも、新しい一面を発見できるようになっています。
■オルセー美術館
住所:62, rue de Lille 75343 Paris
開館時間:9:30~18:00、木曜は9:30~21:45
料金:一般9.5ユーロ、18歳以下無料
アクセス:メトロ「Solferino」駅より徒歩5分
ホームページ:オルセー美術館
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