風と日差しをいっぱい浴びられるように並べて!
干し野菜とは?
カンピョウや干し椎茸、切干し大根、丸ごと干した大根や玉ねぎなど、昔から行われてきた「野菜を干す」という習慣は、腐りにくくして保存性をupさせるほか、栄養や味が凝縮されたり、中には椎茸やショウガのように成分が変化してより健康によくなるなど利点満載。一年を通してでき、たくさん手に入る旬の物を干してムダなく活用できるのがよいところ。カラッと晴れた風のある日が数日続く時期が干し時です。なかでも乾燥して風が強く気温が低い「冬」は、野菜に傷みやカビが発生しにくく、干し野菜にとても向いています。
作り方
作り方は簡単。ザルやカゴを準備し、干したい野菜を干すだけです。でもいくつかコツがあるので、ご紹介しますね。・乾燥しやすい形にする
舞茸やしめじなどのキノコは小分けに、根菜やトマト、かぼちゃ、玉ねぎなどの野菜は薄切りに、ミニトマトは半分に切って。
・乾燥しやすい置き方に
ギュウギュウに並べては風通しが悪くて効率が下がります。個々の間隔を確保すること。椎茸などキノコ類はカサの裏(白い方)が表面になるように干します(逆にすると椎茸の内側は黒くなってしまいます)。トマトやミニトマトは種をとり水分をキッチンペーパーで吸い取ってから干すとうまくいきやすいです。
・干し時間は日が昇ってから15時くらいまで
「天日干し」ですので、夕方は(お洗濯ものと同じく)取り込んで、必要なら翌日からも同じ事を。出しっぱなしでも悪くはありませんが、都会の空気の悪い地域だと湿度の上がる夜中は粉塵など汚れが付着しやすいです。
・干し終わりはお好みで
一日干したくらいのものは「半干し」状態。この状態で調理に使ってもok。数日干すと、干し野菜のよいところが増します。
ガイド家の干し野菜
ガイドもかなり前から干し野菜の魅力にとりつかれた一人。例えば半干しの野菜なら、蓮根や人参できんぴらを作ると新食感!? トマトは熱容器に並べ、塩コショウとオリーブオイルをかけてオーブントースターで焼けば、いつもよりコクが増したちょっとだけドライトマト風味な出来に仕上がります。
しっかり干したキノコ類は、半分!?くらいになってしまいます。が!保存がきき、調理の時にはそのまま少しずつお鍋に入れて煮れば、ぐーんと増した香りが楽しめます。ガイド一押しはマイタケです。トマトはよりドライトマトに近づくので、オリーブオイル漬けにしても! あとは冬にはガイドの必需食品、ドライショウガ♪ 朝の紅茶を飲む時に1片ポロリ、蜂蜜+ショウガ+お湯の日も。料理にも数片など、手放せません。
ネットで干すと安心。100円ショップでも売っています。釣り用のネットでも代用できますよ。