特保コーラで業績好調のオーウィルに注目!
ニッチな食品の専門商社オーウィル、業績好調です!
具体的な製品としては飲料用向けのビタミンCで国内シェア約25%(1位)、缶コーヒーなどに利用される殺菌乳で国内シェア10%(民間企業トップ)、マンゴー加工品の取扱量700トンでシェアトップといった具体です。他社が手をだしていない特定分野やニッチ領域の研究・開拓をいち早く行い、それぞれのシェアで1位となるのが得意な会社です。
業績が好調で上方修正の可能性が強い
同社の注目ポイントは足もとの業績が好調で上方修正の可能性が強い点です。今期の上半期の業績を見ると、売上が前年比2.6%増の150億1000万円、純利益が312.0%増の2億300万円となっています。好業績の要因は猛暑効果で飲料向けの原料資材が好調だった他、前年同期に1660万円の営業損失を出していたアイスクリーム製造の子会社が黒字転換し、3050万円の営業利益を計上しています。その他、好採算の特定保健用食品向けが好調なようです。特定保健用コーラがブームになっていますが、これらの影響が同社に波及しているようで、更に言えば下半期の販売も好調だと思います。
そして、今期の通期業績予想ですが、売上が5.9%増の280億円、純利益が32.5%増の2億1000万円となっていますが、上半期で既に通期予想の純利益をほぼ達成していますので上方修正の可能性が高いと思います。ちなみに株価は上昇が続いていますが、前述の通期予想を達成するだけで予想PERは10.3倍ですから、まだそれほど割高感はありません(2013年1月8日終値で計算)。特定保健用コーラのブームに乗って、下半期の業績も好調となれば一気に株価が上昇する可能性があると思います。
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