お金を貯める体質改善ノート/お金を貯める体質改善ノート

やりくり初心者の教材はお年玉!

1年で子どもが一番大きなお金を手にする「お年玉」をもらえるお正月から10日ほど経ちましたが、お子さんはどのようにお金を使っていたでしょうか? 親の言うままにお金を使わせるまたは貯金させるのではなく、子どもが考えてやりくりできるようサポートし、やりくり初心者にやりくりの仕方を学んでもらいましょう。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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やりくり初心者の教材はお年玉!

子どもが大金を手にできるお年玉。上手にやりくりでき、後悔のない使い方ができるようにサポートを

お正月から10日ほど過ぎました。子供たちはお年玉をもらい、うれしそうでしたね。このお年玉の時期は、子どもが万単位のお金を手にする1年で1回あるかないかのチャンスの時期です。2012年1月に川崎信用金庫が小学生570名を対象に行った調査では、小学生1人が手にしたお年玉の平均額は 26,875 円だそうです。今年も同じくらいの金額を手にした子が多いのではないでしょうか。
こんなにたくさん頂けるお年玉、子どもたちはどのように使っているのでしょうか?

お年玉の使い道~1位は貯金

小学生も高学年になると、使い道の1位は貯金。これはベネッセの調査でも明らかになっています。6割弱程度もの子どもが貯金すると答えています。2位はゲームソフトやおもちゃ。以下書籍の購入などとなっていきます。低学年であるほど「親に渡す」という回答が多くなりますが、高学年になるにつれ、自分で管理する率が高くなることがわかります。
思っていた以上に堅実な使い方をしている子どもが多いようで、少しびっくりですね。

「お年玉の使い道」はしっかり金銭教育に!

親がする金銭教育がしっかりしているのでは?と思えるようなデータでしたが、もしかすると、親に言われるがままに貯金している子も多いかもしれませんね。この、貯金する、ほしいものを買う、という行動の理由がきちんと話せるようになれば、子どもの金銭教育はうまく行っていると考えてよいと思っています。
使い道の考え方は、家計の考えと同じ。ほしい文具など日頃使うものの購入、大きな子であれば自分の携帯代の補てんに使うなどする「消費」、ゲームやおもちゃなどなくてもよいけどお楽しみなものを買う「浪費(お楽しみ)」、お金をコツコツためていずれは買いたいものを買う貯金の「投資」の3つに分けて、どのようにお金を使うのかを考えるのです。一人では偏ったり、ほしいもの主義に走ることも多くなるので、親も一緒に考えるとよいでしょう。

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