Perlで何ができますか?
それぞれのプログラミング言語には得意分野があり、使われる場面が大体決まっています。Perl はその意味ではかなり守備範囲が広い言語なのですが、その中でも3つ、よく使われるシーンをご紹介します。1. Webプログラミング
Web 問合せフォーム開発にはよく Perl が使われる
Perl は「ファイルを保存したら即それがプログラムとして動く」という技術的特長を持っていますので(「コンパイルが不要」と表現します)、短い開発期間でちょこちょことした個別の要求に応えていかなければならないWeb プログラミングには最適なのです。
SNSサイトの「mixi」や有名なブログツール 「Movable Type」も Perl で作られているんですよ。
2. テキスト分析
Perlが最も得意なのは実は「テキスト処理」です。身近な用途としては収集したログの分析やテキストデータのクリーニング(形式チェックやフォーマットの統一)に威力を発揮します。
例えば下のたった1行で、CSVファイル内の郵便番号の形式を「1234567」から「123-4567」に統一する事ができます。
その他「バイオインフォマティクス」と言って、遺伝子解析の研究でも使われています。地味ですがちょっと格好いいですよね。perl -npi.bak -e 's/\b(\d{3})(\d{4})\b/$1-$2/g' userdata.csv
3. サーバ管理
3番目の活躍現場は、さらに目立たない縁の下の力持ち的な分野です。Perl はOSのセキュリティログに直接何かを書き出すなどOSの機能と連携したプログラムの作成が容易です。このため、サーバ管理のプログラム開発にも使われます。
>次は:Perl プログラミングの概要