伊達政宗の像が街を見下ろす青葉城址
伊達政宗は、仙台藩の拠点として、丘陵地帯に仙台城を造ります。城の東側は蛇行する広瀬川が断崖のように丘を刻む険しい地形で、敵から攻めにくい山城としての性格を持たせました。この丘陵のある一帯は青葉山と称していたことから、仙台城は「青葉城」という別名でも親しまれています。
城跡として青葉城址(Yahoo! 地図情報)となった現在は当時の建物こそ残ってはいないものの、青葉山公園として整備が進み、仙台の有名観光スポットの一つに数えられています。
青葉山公園の中にある仙台城の本丸跡には、伊達政宗の騎馬像があります。
この騎馬像は政宗が没してから300年経過したことを記念して1935年(昭和10年)に建立されたのが最初。第二次世界大戦中に一時撤去されますが、1962年(昭和37年)に二代目となる銅像が建立されて現在に至ります。
本丸跡が丘陵の高台にあることから、ここは仙台市内を見下ろすことができる絶好の展望スポットです。角度を変えて見ると、まるで伊達政宗の銅像が今も仙台の町並みをしっかりと見守っているかのようにも見えますね。
他にも三の丸の跡地には仙台市博物館、西の丸の跡地には宮城県護国神社がありますし、丘を下った所には伊達政宗を祀る瑞鳳殿(ずいほうでん)もありますので、あわせて訪ねてみると良いでしょう。
さて、青葉山公園をゆっくり散策した後は、仙台ならではのグルメを堪能しましょう。次ページに続きます。