シェアハウスやルームシェアは、共同生活となるので、人と人とのつながりが大切です(写真はイメージです)
新しい時代の潮流といえるルームシェアやシェアハウス。今回はそうした暮らし方で気をつけるべきことを解説します。
ルームシェアとシェアハウスの違い
「ルーム」つまり「部屋」をシェアする、ルームシェアは、海外ではよくあるケースです。ひとりで住むには高すぎるので、複数の人間で借りて住むと言うわけです。極論、「同棲生活」もルームシェアのひとつの形態です。一方で、「ハウス」つまり「家」をシェアするのが「シェアハウス」です。各人の部屋は各々あり、鍵がかかるというケースが大半で、リビングや炊事場、バス・トイレなどを、共有スペースとしてシェアするということになります。
ルームシェアで気をつけたいこと
ルームシェアは、基本的には、複数の人間で契約をすることになります。しかるに、「契約」がとても重要です。たとえば、ひとり退去したらその分も家賃をシェアするのかなど、最初の契約はしっかりと確認しましょう。ひとりの滞納は、全員の滞納となってしまったり、お金の貸し借りなどが発生するともめ事になったりします。電気代やガス代もシェアすることになりますので、「○○さんは電気をつけっぱなし」などと言われないように、一緒に暮らす人への配慮が必要です。
また、貴重品の管理など、防犯面も、部屋をシェアするため、もめ事になりがちです。自分が無くしただけでも、盗難を疑ってしまったり…。貴重品に限らず、洋服や傘、歯ブラシやタオルの管理まで、きちんとルールを設けておくといいでしょう。
シェアハウスで気をつけたいこと
シェアハウスでは、「個人の部屋」と「共有の設備」を意識して、公私の区別をしっかりつけるといいでしよう。共用リビングの電気の消し忘れや、炊事場のちらかり、風呂の掃除など、共有設備については、「公の場」と解釈して、ルールを守るようにしましょう。そして、そうした共有スペースには、私的なものは持ち込まない方がベターです。いずれ退去するときに、「この炊飯器は僕が持ってきた」「このギターは誰のだったかな」などともめるぐらいなら、「自分のものは自分の部屋に」置くといいでしょう。次ページでは、ルームシェアやシェアハウスで、一番気をつけたい「人間関係」について論じます。