セールで先取り！2013春夏トレンドカラー

やっぱり気になる？2013年春夏のトレンドカラー

毎年、12月になると、ソフトバンクのパントンケータイで知られるアメリカのPANTONE社が、来年の色を発表します。2012年は、「タンジェリンタンゴ（前進する勇気を奮い立たせてくれる色）」、2013年は、「宝石のようなエメラルド（バランスと調和を促進する色）」が選ばれました。色にメッセージが添えられているのが特徴で、来年のムードを占う、あるいは、消費者のマインドに働きかける、といった意味合いが強いと言えるでしょう。

パントン社の他にも、インターカラーや日本流行色協会など、様々な機関や団体が、独自のカラートレンド予測を発表しています。そこで今回は、2013年春夏シーズンのカラートレンドの解説をしながら、秋冬シーズンのアイテムから、春夏シーズンまで活躍しそうなアイテムをピックアップしました。

【CONTENTS】
Page１：難易度高めの「エメラルド」は、彩度と色数とデザイン性が決め手！
Page２：日本で流行るのは？「あじさい」のような淡いブルー～パープル
Page３：シーズンレスを象徴する、薄くて軽いカラーレザー
Page４：重ねて魅せる、シアーでエアリーなホワイト

難易度高めの「エメラルド」は、彩度と色数とデザイン性が決め手！

パントンが提案する「来年の色」は、同じような色が続かないように、暖色系と寒色系、高彩度と中彩度というようように、色相と彩度に変化をつけています。2011年は「ハニーサックル」という赤みがかったピンク（暖色／中彩度）、2012年は、「タンジェリンタンゴ」という赤みのオレンジ（暖色／高彩度）、2013年は「エメラルド」エメラルドのようなグリーン（中間色／高彩度）というように、変化しています。
2013年春夏シーズンのコレクションには、彩度が高めのグリーンが見られますが、色相や彩度、明度には、幅があります。例えば、こちらのアレキサンダーマックイーンのワンピースのように、ずばりエメラルドグリーンもあります。象徴的なトレンドカラーを颯爽を着こなすのも、かっこいいものです。
トレンドに関わらずグリーンが好きという方は、デザイン性の高いアイテムを選んだ方が、長く着れることもあります。例えば、オープニングセレモニーのワンピースは、エメラルドグリーンを部分づかいにして、ビーズの装飾がついています。色づかいや装飾は凝っていますが、ベーシックなシルエットなので、トレンドに関わらず、長く着れそうです。
オスカーデラレンタのワンピースは、縦長に色を配置し、グラデーションをつくっています。右サイドにグリーン系のカラーが並んでいます。エメラルドグリーンという色名がついていますが、グレーを混ぜたようなシックな色です。エメラルドグリーンの派手さが苦手な方は、こうようなシックな色調、デザインをおすすめします。
服はベーシックな色ばかり……という方は、エメラルドグリーンの小物を取り入れてみてはいかがでしょうか？ドキュメントケース風のクラッチは、トレンドアイテムの一つ。こちらのジバンシーのバッグは、厚みは2.5センチしかありませんが、幅30センチ、高さ20センチと、比較的、収納力があるので、日常づかいしやすいのではないでしょうか。
コンパクトなサイズのクラッチも根強い人気があります。アニヤ・ハインドマーチのクラッチは、幅23センチ、高さ15センチ、厚みは2センチ。こちらのバッグもエメラルドという色名ですが、明るい色調のメタリック加工を施したレザーなので、軽やかな印象です。