「くらべながら、知識をふやせる図鑑」
題名の通り、「角」「走る速さ」「動物の顔」……、さまざまなものを比べています。自分と自分以外のもの、動物どうし、乗り物どうしなど、比べることは違いを見つけることだという価値観も身についていくでしょう。我が家の5歳の図鑑大好き息子は、「びっくり卵」のページにまず食いつきました。普通の目玉焼きが息子の握りこぶしくらいだとすると、ダチョウの卵は私の手のひらくらいの大きさがあります。このページで、まず「ダチョウってどんな動物なの? 」「ママも卵産んだの? 」「目玉焼きって食べたほうがいいの? 」と、幅広い会話を楽しむことができました。
お子さまのアンテナのはり方によって、反応する項目はちがってくるでしょうが、何にお子さまが興味を持っているのかというのを知ることができるのも、「比べる」というわかりやすい方法をとっていることの効果です。お子さまの違った一面を発見できるのではないでしょうか。
各ページに掲載されるアイテムの数はさまざまですが、ごちゃごちゃした感じも、殺風景な感じもしません。
2009年に出版されたので、「東京スカイツリー(予定610m)」となっているのもおもしろいですね。ちなみに、「もっとくらべる図鑑」が2011年に刊行されているので、最初のこのシリーズと「読み比べて」みるのもいいですね。
http://www.bookshop-ps.com/bsp/bsp_detail?isbn=9784092172326
(『BOOK SHOP小学館』HPより『もっとくらべる図鑑』)
漢字には読み仮名がふってあるので安心ですが、「知識」が盛りだくさんのため、保護者の方とお話ししながら読むほうが、新しいことを吸収する効果が2倍3倍になると期待できます!
■小学館の図鑑NEO+くらべる図鑑
・小学館
・1900円
・http://www.bookshop-ps.com/bsp/bsp_detail?isbn=9784092172319
(『BOOK SHOP小学館』)