お下がりでないとっておきのアイテム
私が三男を出産した時にもらって嬉しかったお祝いは「名前入り」の小物でした。1人めの長男を出産した時は「名前の入ったものを外で使うのは恥ずかしいし、不審な人に名前を覚えられてしまうのも怖い」という思いから、もらってもあまりうれしく思いませんでした。
そして2人めを出産。また男の子でした。同性の子どもなら洋服もおもちゃもベビー用品もすべて兄のお下がりが使えるから、新しいものはほとんど買いませんでした。
そして3人めを出産。またまた男の子です。これには周りも気を使って、お祝いは物ではなく現金にしてくれたようです。
しかし、ある年上のお友達から三男の名前の入った「よだれかけ」と「おむつ入れ」をいただきました。その時かけられた言葉が、「あなたにとっては3人めの男の子だけど、この子にとってはあなたは初めて会うお母さんなのよ!」。思わずハッとしました。3人めだから新しい物はいらない、なんでも省略なんて考え方は間違っていたことに気づきました。
三男は新しいものを何も持っておりませんが、この名前が入ったよだれかけは兄たちのお下がりではなく、彼だけの物です。大げさですが、私にはこのよだれかけが彼の存在を一生懸命主張しているように感じられました。
それに、名前が書いてある方が、同性のきょうだいの家ではどれがどの子のものか親がわかりやすいのでとても便利ですよ。
いろいろな考え方があると思いますが、我が家は名前入りの小物がいちばんうれしかったです。