不動産査定・土地査定/土地査定・不動産査定の基礎知識

売り手として知っておきたい不動産査定と売却の仕組み(2ページ目)

不動産売却をする売り手として、事前に知っておきたい不動産査定と売却の仕組みについて、押さえておきたいポイントを解説します。

風戸 裕樹

執筆者:風戸 裕樹

不動産売却・査定ガイド


机上査定と訪問査定

  • 「机上査定(簡易査定)」・・・査定をする不動産会社の担当者が部屋を見ないで行う査定
  • 「訪問査定」・・・査定の担当者が実際の部屋を見た上で行う査定
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お部屋を見た上での訪問査定

「訪問査定」は内見後に査定価格を算出するため、机上査定よりも細かい査定をすることが可能です。そのため通常は、机上査定の後に訪問査定をお願いして、より正確な査定価格を出してもらうのがよいでしょう。

特に中古の物件においては、室内やバルコニーからの「眺望」で価格が大きく左右されます。部屋から見える景色や夜景が素晴らしい物件であれば、他の物件との差別化ができプラス材料となります。

また、室内の状態が著しく汚れている場合は査定価格が下がります。次の購入者が入居時にリフォームが必要かどうか、必要な金額によって価格が下がってくる可能性があるからです。

なお、単純に資産としての価格を把握しておきたいというのであれば、机上査定だけで充分だと思います。また、机上査定も訪問査定も担当者の主観が入っているケースも多く、依頼した不動産会社によって査定価格にバラつきが生じるのはこのためです。

査定費用ってかかるの?

通常は机上査定も訪問査定も費用は発生しない会社がほとんどです。そのため気軽に査定の相談ができます。

では、いつ費用がかかるかというと、実際に売却が成立した際に「仲介手数料」という費用を売却を担当した仲介会社に支払います。売却が成立するまでに費用が発生することは、一般的にはありません。

大手中小含めて多くの会社がこのような形式で営業していますが、もし不安な場合は査定の前、売却の依頼をする前に「査定は無料ですか?」「費用は発生するのはどういった場合ですか?」と聞いておくのがよいでしょう。

不動産売却と仲介会社

不動産〈土地や中古マンション、一戸建て〉の売却は、「仲介会社」といった種類の不動産会社がサービスを行ないます。「仲介会社」は不動産業者の中でも一番消費者に近い立場の仕事をするのです。

例えば、自宅を売りたい、買いたいといった両方の場合で「仲介会社」が登場します。売りたい場合であれば「仲介会社」に売却の依頼をすることから売却活動が始まりますし、購入する場合は「仲介会社」に希望の物件を探してもらう、内見の案内をしてもらいます。これらのサービスを行う不動産会社のことを「仲介会社」と呼びます。

不動産の売却では消費者自らが売却の広告資料の作成や購入検討者が見る媒体(ネットやチラシ)への掲載などはしません。そういった活動全てを仲介会社に任せることで売却のステップが進んでいきます。

「仲介会社」は広告にとどまらず、部屋の内覧の立会い、売り手と買い手の契約書を作成するといった一連の流れをサポートしていきます。

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