塾には「集団授業形式の進学塾」「集団授業形式の補習塾」「個別指導塾」の3タイプがある

公立高校の受験は、中学受験と異なり通信教育や家庭での自主学習だけでもトップ公立校の合格を目指すことはできますが、高校受験に向けた対策として学習塾を選択する家庭が多いようです。

私立中学受験の場合には、小学4年生から集団授業の塾に通うのがスタンダードとなっていますが、高校受験の場合は学力や学習意欲によって「どのタイプの塾に、何年生から通塾するか」は一様ではありません。

塾を選ぶにしても、自分に合ったタイプをチョイスすることが大切

塾を選ぶにしても、自分に合ったタイプをチョイスすることが大切

塾のタイプには、集団授業形式の進学塾、集団授業形式の補習塾、個別指導塾があります。学校の成績が上位であれば、集団授業形式の進学塾の授業についていけるでしょうが、学校の成績が中位であれば、集団授業形式の補習塾もしくは個別指導塾が、学校の成績が下位であるとか特定の教科が極端に苦手な場合には個別指導塾がおすすめです。

個別指導塾といっても、一人の講師が2人の生徒を指導する1対2形式や、一人の講師が3人の生徒を指導する1対3形式があります。これらの指導形式は、一人の講師がマンツーマンで指導する1対1形式よりも授業料は割安ですが、学校の成績が下位の生徒や、学校の成績は中位以上であっても「不真面目」「勉強嫌い」な生徒は、1対1形式が望ましいでしょう。

というのも、成績下位の生徒の中には前学年の学習単元をきちんと理解できていないことがありますので、複数名での受講形式では学力アップは難しいでしょう。また、「不真面目」や「勉強嫌い」の生徒でも、相性のいい講師とめぐり合うことで学習意欲が高くなることがあります。個別指導といっても1対2形式や1対3形式の場合には、講師を頻繁にチェンジすることは難しいですが、1対1形式の場合には講師変更を定期的に依頼できます。1対1形式で受講するのであれば、3ヶ月たっても学力や学習意欲面で効果が出ないなら講師を変えることが望ましいでしょう。

また、何年生から通塾するのかも、学習意欲と学力によって変わってきます。
学習意欲も学力も高い生徒の場合には、必ずしも通塾は必要ではありませんし、自宅学習だけでは不安に感じるのであれば、入試対策のために3年生から通塾すれば十分でしょう。

自宅ではほとんど勉強しない、1年生の時点で成績が下位の場合には、1年生からの通塾をおすすめします。中学受験は「親子の受験」といわれているように、勉強方法や勉強時間の管理など保護者のサポートが良くも悪くも不可欠ですが、高校受験の場合には保護者の関与度は中学受験と比べて低くなりますので、生徒自身が主体的に勉強をしなければなりません。この主体的に勉強をする学習習慣が身につくまで、個人差はありますが1年くらいの期間を要する生徒が多いです。ですから、学習意欲の低い(学習習慣が身についていない)生徒が3年生になって「受験勉強を頑張るぞ」と決意をしても、高校入試本番に間に合わないことがあります。

中学3年生から慌てて受験勉強をするのではなく、1年生のうちから毎日の家庭学習を心がけるようにしてください。


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