子供用品/子供部屋・家具・収納

子供部屋は本当に必要?(2ページ目)

入学シーズンを控え、特にたくさんの子ども向け家具が出回るこの時期、お子さん、特に年長さんのいるご家庭で必ず一度は悩むのが、「子ども部屋」をどうするかという問題です。私の中での結論としては、広くて立派な子ども部屋である必要はないものの、家の中には「子どものための子どもの居場所」は必ず必要だ、というものです。

猪熊 弘子

執筆者:猪熊 弘子

子育てガイド

小学生の子供部屋作り

子供部屋

自分のものは自分で用意できるようにしたい

子供のモノが急激に増え出すのは、小学生になってからです。ランドセルや教科書、鍵盤ハーモニカ、お習字道具、絵の具セット等のほか、体操着や帽子など、毎日必要なものがたくさんあります。

忘れモノをしないよう、親がチェックすることは必要ですが、小学生になったら基本的には全部子供自身にやらせるようにしましょう。いつまでも親が準備していると、なんでも親が準備してやらないとできない子になってしまう危険が。

忘れモノをしないためには、子供部屋をきちんと整理しておくことです。子供が自分で出し入れしやすい置き方や入れ方を工夫していきましょう。持ち物ひとつひとつに「お家」をつくってしまいましょう。

子供自身が自律&自立することを学ぶ場所

収納にも工夫が必要です。一度扉を開いて、そこの中に引き出しがあって、ひっぱるとさらにその中に……というような複雑な構造の収納にすると、子供だけでなく、誰でもモノを出しっぱなしにしやすくなってしまうもの。単純な構造の収納を作り、自分で整理できるようにしてきましょう。それには最初に提案した「棚」のように、なるべく出し入れが簡単でシンプルな家具がベスト。

子供部屋は、子供自身が自律&自立することを学ぶ場所。すべて子供の手でやらせるのが良いと行っても、親は最初に部屋を一度用意したら終わり!ということではありません。子供部屋は子供と一緒に成長していくもの。子供の成長とともに、半年から1年に一度は見直しをして、模様替え、配置換えをしていくことをおすすめします。


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