お客の好みで焼き上げるうな重
店主の腕が際立つ白焼き関西風
焼にムラがない、均等に火が通されプリッとした食感を残しつつ柔らか。炭火の前で店主の真剣勝負を想像しながらワサビ醤油と粉塩でいただく。
鰻懐石の〆は鰻重。食べる側の好みを徹底して反映してくれる
鰻重の蒸加減も聞いてくれる。さらに鰻重の焼き加減までを聞いてくれる。ここまでお客の好みに応える店は珍しい、嬉しくなる。
待つこと10分ほど、うな重登場。身はやや厚め、深すぎず浅すぎない蒸加減で身は柔らか。タレはあっさりと甘め。表面をパリッと仕上げてある。懐石の全体的なバランスを考えた、ボリューム感控えめなシメ的な鰻重だ。新鮮な肝が入った肝吸いに、奈良漬がうれしい。腹も心も満たされ鰻懐石劇場の幕は閉じる。
こちらのお店の魅力は、店主の素材を生かすための惜しみない努力、どうしたら楽しんでもらえるか考えている。店主をはじめ、女将さん、スタッフさんのホスピタリティも満点、嬉し楽しい時間を過ごせる鰻屋酒房だ。
■うなぎ屋酒坊 越後屋
住所:埼玉県所沢市小手指町4-21-22
電話番号:04-2933-8017
営業時間:ランチ12:00~14:00、ディナー18:00~20:00
URL:https://www.echigoya-jp.com/