負け癖がつくと悪循環に陥る
ダメもとで応募しても得るものはない
その結果、負け癖がついてしまうことが一番心配されます。つまり、どこか潜在意識の中で「またダメなんじゃないか」と思いながら応募を繰り返してしまうのです。どんなに優秀な人でも、連続して書類選考に落されてしまうと、皆、自信喪失に陥ります。書類選考に通った時も、「なぜ自分が通ったんだろう?」と懐疑的な気持ちになる人すらいると言います。
成功確率を高める方法は?
成功要因をしっかりと検証しよう
一度でも書類選考が通った場合、その成功要因を自分なりに検証するのもとても大切です。多くの人にとって転職活動中に足りないことは、求人企業の視点になって物事を考えることですから、一度でも成功した時に「自分は何を評価されたのか」、その点をしっかりと相手とのコミュニケーションの中からつかむようにしましょう。そうすることで、次の書類選考や面接に活かしていくことができます。書類選考に通るようになるには、提出する書類自体の充実度を高めていくのと同時に、自分は具体的に何をアピールすべきか、そのあたりについて転職活動を続けながら、具体的に探っていくことが成功のカギになります。
企業は採用のミスマッチを避けたいもの
選考基準は思いのほか厳しい
それだけ厳しい選考基準をもつ企業と比べて、求職者が企業を選ぶ場合は、選考基準が極端に緩くなってしまう場合があるので、注意が必要です。つまり、採用側とすれば「この人はなぜウチの会社に応募してきたのだろう」と不思議に思うような、言わばまったく経験やスキルがマッチしていない応募がとても多いのです。
応募前にやるべきことはたくさんある
しっかりと狙いを定めて準備しよう
最大の理由は、応募を急ぐあまり必要な準備ができていないことです。具体的には、職務経歴書の書き増しや書き直しができていないこと、応募先の企業研究に十分な時間と労力をかけていないこと、それが応募時に相手に伝わってしまっているのです。
野球に例えて言うならば、転職活動で心がけるべきことは、いかにして打数を増やすかと言うことではなく、いかにして打率を上げるかと言うことです。そのためには、狙い球を絞ることが有効になります。転職活動では書類選考通過の確率を上げるために、是非とも事前に職目経歴書の準備と企業研究に十分な時間をかけるようにしていきましょう。