アクセサリーが大切な理由
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洗面台キャビネット内部にも、フック式ピアスがずらり
鹿島田さんにとってアクセサリーは、作る喜び以上に、つけて気分を上げるためのもの。どんよりした日に、キラキラ輝く明るい色のピアスやネックレスをつけるだけで、
「よし! 今日も頑張るか!」
という気分になれる。毎日変わる体調と心の状態、その日の服装に合わせて、あたかもサプリメントを調合するように、さまざまなアクセサリーが必要なのだそうです。
服が少なくても大丈夫
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海、ハロウィン、クリスマス… 季節や行事に合わせてアクセサリーを選ぶ
「限られた服しか持っていけない旅先で、ネックレスだけ、デザインや色の違うものを何本か持っていき、昼と夜、あるいは訪問先によって変えることで、全体の雰囲気が変わるし、服を何通りも持っているように見えますよ」。
実際、鹿島田さんは、意外に手持ちの服の数は多くないのに、
「いつも違う服ね。衣装持ちなのね」
と言われることが多いそうです。
アクセサリーは、相手への思いやりでもある
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持ち歩き用のポーチ。TPOに合わせてアクセサリーを替える
「高価なものでなくても、その場にふさわしいアクセサリーは、相手の方への思いやりや敬意を表すことができますから」。
リメイクもできるビーズの魅力
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ビーズ工芸で使う道具はごくわずか。場所もとらない
「ビーズ作品って、ほんの数種類の工具しか使わずにできるし、手持ちの材料でさまざまな作品を作ることができるのも魅力ですね」。
鹿島田さんがおすすめするのは、亡くなった方にいただいたアクセサリーのリメイクです。
「おばあちゃんにもらった古いデザインのリングなど、思い出深いけれど使うのが難しい品は、デザインを変えてあげれば、毎日つけられるアクセサリーに生まれ変わります。大切な人といつも一緒にいられるようで、気持ちが温かくなりますよ」。
アクセサリーなら沢山持っても大丈夫!?
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転用や再利用、リメイクした作品たち。子供の幼稚園のバッジで作ったものも
作る場所も、収納する場所も小さくて済むわりに、楽しみ方はワイド。服をたくさん持ちたくない人、今あるものをもっと生かしたい人にとって、アクセサリーはもっと活用されるべき存在なんですね!