シンプルライフ/シンプルライフの達人

シンプルライフ的アクセサリーの活用法(2ページ目)

ついつい増えるアクセサリー。上手な収納の方法と活用法を、ビーズ作家さんにお聞きしてきました。

金子 由紀子

執筆者:金子 由紀子

シンプルライフガイド


アクセサリーが大切な理由

キャビネットピアス

洗面台キャビネット内部にも、フック式ピアスがずらり

「こんなに沢山持っているのに、まだ要るのか? って言われたら、そうですね(笑)、要るんです。私にとっては全部大切なもの。これからも増えると思いますよ」
鹿島田さんにとってアクセサリーは、作る喜び以上に、つけて気分を上げるためのもの。どんよりした日に、キラキラ輝く明るい色のピアスやネックレスをつけるだけで、
「よし! 今日も頑張るか!」
という気分になれる。毎日変わる体調と心の状態、その日の服装に合わせて、あたかもサプリメントを調合するように、さまざまなアクセサリーが必要なのだそうです。

服が少なくても大丈夫

季節

海、ハロウィン、クリスマス… 季節や行事に合わせてアクセサリーを選ぶ

アクセサリーが最も威力を発揮するのは、服の数が少ないとき、たとえば旅行中なのだとか。
「限られた服しか持っていけない旅先で、ネックレスだけ、デザインや色の違うものを何本か持っていき、昼と夜、あるいは訪問先によって変えることで、全体の雰囲気が変わるし、服を何通りも持っているように見えますよ」。
実際、鹿島田さんは、意外に手持ちの服の数は多くないのに、
「いつも違う服ね。衣装持ちなのね」
と言われることが多いそうです。

アクセサリーは、相手への思いやりでもある

ポーチ

持ち歩き用のポーチ。TPOに合わせてアクセサリーを替える

帰省先などにも、アクセサリー数種を専用ポーチに入れて持ち歩くため、たとえば急な不幸の際や、突然のお呼ばれにも、落ち着いて対応できるそう。
「高価なものでなくても、その場にふさわしいアクセサリーは、相手の方への思いやりや敬意を表すことができますから」。



リメイクもできるビーズの魅力

工具

ビーズ工芸で使う道具はごくわずか。場所もとらない

手持ちの作品で飽き足らなくなったら、新たにデザインを起こして制作する一方、飽きてしまったり、気分に合わなくなったアクセサリーを解体して組み直し、まったく違ったデザインに仕立てることもあるそう。また、いただいた石やアクセサリー、記念品などを利用して、新たなアクセサリーを製作することも。
「ビーズ作品って、ほんの数種類の工具しか使わずにできるし、手持ちの材料でさまざまな作品を作ることができるのも魅力ですね」。
鹿島田さんがおすすめするのは、亡くなった方にいただいたアクセサリーのリメイクです。
「おばあちゃんにもらった古いデザインのリングなど、思い出深いけれど使うのが難しい品は、デザインを変えてあげれば、毎日つけられるアクセサリーに生まれ変わります。大切な人といつも一緒にいられるようで、気持ちが温かくなりますよ」。

アクセサリーなら沢山持っても大丈夫!?

リメイク作品

転用や再利用、リメイクした作品たち。子供の幼稚園のバッジで作ったものも

大量に持っているように見えるビーズ作品ですが、きちんと収納できれば、占める場所はごくわずかです。
作る場所も、収納する場所も小さくて済むわりに、楽しみ方はワイド。服をたくさん持ちたくない人、今あるものをもっと生かしたい人にとって、アクセサリーはもっと活用されるべき存在なんですね!


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