育児休業中は子どもも自分も育つひと時

育児休業中は子どもも自分も育つひと時

育児休業前後のママ達から家計の見直し相談を受けていて、育児休業中に家計を見直すことはとても合理的であることに気が付きました。その理由を3つ挙げてみましょう。
 

妻の収入が減る

1つめの理由は、妻の収入ダウンです。

結婚後もふたりで忙しく働いてきた共働き家庭は、収入がそれなりにあることも手伝って、家計についてしっかりと話し合っていないケースが多いもの。お互いが何となく家計を負担しあい、残業時にはお互い夜は外食で済ませ、週末になるとなんとなくレジャーにお金を使う、そんな風に日々を過ごしている家庭が少なくありません。

ところが、妻が出産育児のために休暇に入ると、妻のお給料がストップします。すると、いままでお互い働き、自由にお金を使っていた夫婦関係が微妙に変わってきます。仕事を休んで赤ちゃんを育てる役割を担う人と、外で働いてその分生活費を稼ぐ人というように、一時的ではありますが役割分担が生じるのです。

育児休業中には、給料がストップしても、健康保険から標準報酬月額の50%の育児休業給付金が支給されます。妻の収入が半減してもやっていけるように、支出を見直したり、家庭内の家計負担の見直しをしておきましょう。

教育費という目標ができる

2つめ理由は「教育費を貯める」という夫婦共通の目標ができることです。子どもを大学に進学させたいと思ったら、教育費の一番のかかり時は子どもの誕生から18年後に決まります。生まれた直後から貯めはじめれば18年間貯蓄できますが、準備を先延ばしするほど貯蓄期間が短くなります。教育費は何年間でいくら貯めるのかがはっきりするため、具体的な貯蓄計画を立てやすくなります。

また、小学校や中学校から私立への進学を考えている人もいるでしょう。子どもができて話し合ってみたら、ママは私立に行かせたいのにパパは全く私立に関心なし(またはその反対)ということもあります。お互いの育ってきた環境によって教育についての考えが全く違うことは珍しくありませんし、地域によって私立進学率が高い場所もあります。子どもが小さいうちに夫婦で教育方針を話しあって、私立に進学する可能性があるなら早めに私立用のマネープランを組んでおくようにしましょう。

家計を見直す時間ができる

3つめは、じっくり将来について考える時間が持てることです。結婚後もずっと働いてきた女性にとって、育児休業期間は、自分と向き合い、家族と向き合い、これからに備えて準備をする貴重な1年間となるでしょう。

慣れない子育てで悩むことも、夜泣きで眠れないこともあります。それでも、子育てのすきま時間を利用すれば、家計簿をつけて日々の生活費を見直すことはできるでしょう。保障の見直しや教育費プランは、少し手間がかかることではありますが、職場復帰後の忙しさを考えると、育児休業中にやっておくのが一番お勧めです。

近い将来に弟や妹が欲しい、マイホームを取得したい、仕事を続けるかどうか迷っている、そんな方はぜひもう一歩進んで総合的なシミュレーション作りをお勧めします。いつ頃、何にどのくらいのお金がかかるのかを明確にして優先順位をつけておくと、いろんな夢や目標を総合的に考えられるようになります。

このように、育児休業中は(1)収入が減る、(2)教育費という共通目標ができる、(3)じっくり考える時間ができる、という3つの理由で、家計の見直しにピッタリの時期と言えます。

ここで貯まる家計を築いておけば、職場復帰をした後には、家計のことを気にすることなく、仕事と子育てに集中できるようになります。


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